
- 何にもしたくない
- 何故だか心に大きな穴が開いたような気持ち
- 気力がなく、ボーッとしてしまう
こんな症状になったら、もしかしたら燃え尽き症候群かもしれません。放っておくといずれ鬱などになってしまうことも考えられます。
燃え尽き症候群とは何なのか、どんなことが原因でそうなってしまうのかを調べてみました。
燃え尽き症候群とは?
仕事や勉強、子育てなどを毎日頑張っているあなた。それなのに、なぜか急に心に大きな穴が開いたような寂しい気持ちになり、「何もしたくない!」と思ったりすることはありませんか?
一時期わたしもなりました。これが、燃え尽き症候群、バーンアウトの症状です。
燃え尽き症候群になる原因
燃え尽き症候群になる原因は何なのでしょう?小さな些細な出来事から、この症状になってしまうことも多くあります。
一つのことに固執して、そればかり考えて過ごしている
せっかくの休暇も仕事や勉強のことばかり考えて、「あれはどうやって解決しよう?」「間違ってしまった仕事がこれからどうなるか気になる」など、不安や心配事で心の中がいっぱいになっていませんか?
仕事のことを考えるなとは言いませんが、異常なほど不安や心配事があったりするとそれが大きなストレスとなって、心身を蝕んでしまいます。気持ちの切り替えやしっかりとした休暇が必要です。
ストレスでモチベーションダウン
人生において人間関係の変化や、仕事での配置転換など気を遣う場面に多く遭遇します。その際、過度のストレスを受けてしまうと「もういいや」とモチベーションダウンしてしまうこともあるでしょう。
そうなるとやる気も失い、今までしてきたことに楽しみや、生きがいを見つけられなくなります。ストレスは、健康状態をも脅かす存在です。時に食生活のバランスが乱れて体調を崩したり、心も病んでしまうこともあります。
過度なストレスは良くありませんが、適度なストレスは必要なのです。とは言え、ストレスでモチベーションがダウンする傾向は良いとは言えません。
達成感や自信喪失でやる気が失せる
→自分の時間を楽しんでいる
→今後も新たなプロジェクトの一員となるので、ますますやる気が起きた
→部活も始め、楽しい毎日を送っている
このような状態であれば、達成感を味わった後に充実した時間を送っていることがわかりますよね。
では、これはどうでしょう。
→なぜかとても寂しくて空しい毎日
→そのあと抜け殻のようになって自信を失くし、これからの目標が見つからない
→気力を使い果たして何もしたくなくなった
このような場合は燃え尽き症候群(バーンアウト)かもしれません。
目標をやり遂げた達成感や、その後他のことに目が向かずに抜け殻のようになり自信喪失してしまう…心にぽっかりと穴があいてしまう状態は、燃え尽き症候群だといえるでしょう。
燃え尽き症候群の症状チェック!
燃え尽き症候群かどうかをチェックするための項目があります。いくつかご紹介しますので、さっそくチェックしてみてください。いくつ当てはまるでしょうか?
症状チェック1「熱中しすぎる」
時間も忘れ、我も忘れ、仕事だけに熱中してしまうと、周囲が見えなくなります。せっかくの良い人間関係やプライベートもおろそかになります。仕事だけに固執して、大切なものをなくしてしまう可能性があります。
また、子育てなどもそう。子育てばかりに目を向けて生活することで、気づいたときには世間から取り残されたような寂しさを感じます。熱中するのは良いことですが何事もほどほどに、ですね。
症状チェック2「頑張りすぎて気持ちに余裕がない」
「仕事命!」「勉強しかしたくない」「子供だけが大切」というように、心の中をそれらが占拠してしまう状態になると危険。
気持ちに余裕がないの、何か失敗したりイレギュラーなことがあると、慌てて取り乱します。そしてその失敗という経験は「次に生かそう」と前向きに捉えることができなく、「もう終わりだ」と
何もやる気が起きなくなってしまうのです。
症状チェック3「誰にも会わず、家にこもっていたい」
自分がやってきたことへの達成感、何かに失敗してしまったり手放してしまった喪失感から「そっとしておいてほしい」「誰にも会いたくない」というような気持ちになります。
一種のひきこもりの状態ですが、これも燃え尽き症候群の症状です。誰にも会わず、話さず、一人で過ごしていたいと、自分の世界に入っていってしまいます。
症状チェック4「気を配ることが面倒になる」
- 上司や同僚と円滑に仕事が進むように気を配るのがツラい
- 子育て中に知り合ったママ友と話すと気を使って面倒になってきた
今までは普通にしていたことが急に面倒になります。
症状チェック5「心身ともに疲れていると感じる」
あまりに突っ走って、心身ともに疲れ果てていませんか?疲れはやる気を奪い、どんどんネガティブ思考にもなっていきます。そして物事がどうでも良くなり、無気力に陥ります。
リラックスできる時間を確保するのも、大切なことです。
まとめ

私自身もずっと頑張っていた出来事が無事に終わり、達成感を味わいながらも何とも言えない寂しさや空しさを感じたことがあります。
何事にもやる気が起きませんでしたし、ボーっとしてばかりいる自分に罪悪感を感じながらも引きこもっていたいような気分でした。
その時は「この気持ちはなんだろう?」と思っていたのですが、今なら「あれは燃え尽き症候群(バーンアウト)だったんだな」とわかります。
その後きっかけがあり、悪化することはありませんでしたが、もしあのままずっと抜け殻のような状態だったらどうなっていたんだろう?と思います。
燃え尽き症候群は些細なことで起こりますし誰でもなりますが、客観的に物事を捉えてうまく自分の気持ちをコントロールができれば避けることはできます。
ま、これが難しいのですが^^;

せめて家族や友人と何でも話せる人が一人でもいれば、仮に「燃え尽き症候群」になったとして悪化することはないと思うので、一人で抱え込まないようにしましょう。