世の中にある物質はすべて素粒子でできています。
物質の中で最小単位とされ、空気中に含まれる酸素や二酸化炭素、窒素などもすべて素粒子でできています。
私たちの脳には潜在能力のほかに、この量子が大きく関係
量子は私たちの体を作り、また私たちの体の周りに存在しています。私たちの体を分解していくと素粒子となります。また他の物質も分解されると素粒子となります。
分解された粗粒素が再度結合すると他の物質となります。この素粒子が意識をもって結合することで、私たちの周りには物質が存在しています。
この素粒子が意識を持つことで物質へと変化していくのです。
意識なくとも分子レベルで引き寄せている
私たちは意識の中で、さまざまなものを欲しています。この意識で欲しているものは、分子レベルで引き寄せることが可能となるのです。
例えば水を欲している場合、日本にいる場合には水道の水をひねるとすぐに水を飲むことができますが、砂漠の真ん中で水を強く欲しても水は手に入らないでしょう。
私たちの側に水があるからすぐに手に入るだけであって、強くイメージしてもそこに物質(ここでは水)がなければ手に入らないことを意味します。
量子力学では、ここにあると思っているものでも、本当はないかもしれないということを物理的に論じています。逆をいえば、量子レベルではあるけれど、目には見えないともいえるのです。
私たち人間も量子でできています。この量子は波動を出しているけれど、何かにぶつからないとこの波動を計測することができません。この波動は視覚的効果に影響を及ぼすのが特徴です。
私たちも目で見たものや人に影響を大きく受けて生活しています。いつもネガティブな気持ちで過ごしている人はそのネガティブな波動を他の人にぶつけてしまいます。
逆に幸せな気分で過ごしている人からは幸せな波動が発生し、結果的に良いことが起こる仕組みになっています。
脳科学的にいう「引き寄せの法則」では考えていることやイメージが具現化することを指すのです。
いま自分が見えている世界やイメージは、自分がイメージしさまざまなものや人にぶつけた波動が生み出している結果でしかありません。
悲観的な世界を送っていると思う人は、自分が悲観的な世界を、幸せな世界を送っている人は幸せなイメージを脳が作り出し、その波動を受け自分の住んでいる世界を作り上げているのです。
脳科学から見た無意識と顕在意識
人は、「ケーキを食べたい」「今日は勉強しよう」など意識を明確にしながら毎日行動しています。
次にすることや頭の中で考えている意識を「顕在意識」といいます。精神分析では「自我(エゴ)」ともいいます。
日常生活を送っているうえで人はさまざまな顕在意識を張り巡らせながら生きています。この顕在意識に対して無意識は、普段生活を送るうえで特別に意識をしていない感覚や感情を表します。
心臓が鼓動を打つことや、興奮したら呼吸が早くなること、暗いところや高いところに行くと恐怖を感じるなどが無意識に当たります。
無意識は、顕在意識よりも深い
そのため自分の意識でコントロールすることが難しい部分でもあります。
この無意識には、現実と非現実の区別がつきにくい、繰り返すことで現実になる、素直であるという特徴を持っています。
例えば、興奮した状態にあって、「鼓動よ、ゆっくり打ちなさい」「呼吸をゆっくりしなさい」と意識しても無意識レベルに指示を受け入れてもらうことはできません。
しかし、無意識レベルは、梅干しを見ると酸っぱいと感じ、脳が勝手に指令を出して、唾液を出すように指示し、梅干しを食べた時の感覚を意識に訴え、目の前に梅干しがなくても、あたかも目の前にあるかのように体を支配することができるのです。
無意識は信条や信念を受け入れる素直さを持っています。人の潜在意識を汲み取り共感したり、人の話を聴いて感動したりするのもこの無意識が支配している部分となるのです。
人間の恒常性を保つ力も無意識レベルですが、例えば、悲劇的な話を聴くと涙が出たり、幸せな話を聴くと感情が揺さぶられたりして、聞いただけなのにあたかも自分が現実に体験したかのように感じることがありますよね。
これが無意識の中の現実と非現実を区別しない特徴でもあります。
また、この無意識は潜在意識と呼ばれ、自分が意識していない部分で「こうありたい」と意識している部分とリンクして行動し、逆に今までの自分を変えないような行動をしてしまうこともあります。
しかし、顕在意識を持ち続けることで、潜在意識は影響を受けることが可能なのです。ダイエットも、強く顕在意識を持ち続けることで成功することができるのです。
今までの自分を変えたい、理想の自分に近づきたいと願うなら、まず意識レベルでイメージを抱き、続ける意思を持つことで、潜在意識を変えることが可能なのです。
