
「やりたいことが見つからない」という自分の気持ちが、とてもダメなことに感じることがあります。
特に、やりたいことが溢れている人を見ると羨ましく感じますし、焦りは募るばかりですよね。
だけど、そもそも「やりたいこと」が必ずなければいけないのでしょうか?そして「やりたいことが見つからない」ということは、いけないことなのでしょうか?
今日はやりたいことが「見つからない!」「目標が全然浮かばない!」と感じていることを改めて考え、その理由などを探っていこうと思います。結構、マジに昭和を振り返りたいと思います^^
やりたいことが見つからないってごく普通のこと
やりたいことがないと「夢もないの?」と他人に言われ、自分自身が恥じてしまう場合があります。
しかし、やりたいことがなくても、それはおかしなことではありません。やりたいことが見つからないのは、ごく普通のことです。
やりたいことがないということは、自分の現在の生活に不満がないという心理状態を表しています。もし不満であれば、「自分はもっとこうなりたい」「こんな仕事をしたい」「違う生活をしたい」など、どんどん浮かんでくるはずです。

なので、やりたいことが見つからないことを決して悲観しないでくださいね。今のあなたは現状に満足している幸せな人なのですから。
もし、自分が変わりたいと思ったり、もっと高みを目指したいと思ったら、自然とやりたいことも見つかります。
楽しいことが見つからない、好きなことがない社会人は増えているその理由は
先ほどやりたいことがないということは、自分の現在の生活に不満がないという心理状態ということをお話ししました。しかし楽しいことや好きなことが見つからず、悩む社会人が増えているのも事実です。
「今の仕事は好きですか?」という問いに、いったいどのくらいの人が「はい」と答えることができるでしょうか?
好きなことを仕事にできたり、仕事以外に充実したことがあれば、毎日メリハリがある時間を過ごしていけます。
現代では、
- 好きだと思うことが見つからない
- 忙しくて日々の仕事のことだけで精一杯
- 生活のために仕事をしているので目標がない
というような社会人も多くいるようです。
なぜ、このような考え方の人が増えているのでしょう?
探求心が薄れて面倒くさがってしまう
好きなことをしている人や楽しいことを見つける人は、得てして好奇心が旺盛でリサーチ上手です。自分の興味のあるものを探すために様々なことを調べたり、自分から行動を起こしています。
しかし、楽しいことを見つけられない人は「どうせ変わらないから」と、何をするのもつい面倒くさくなってしまいます。
何もリサーチしないのに「何か見つけたい」とだけ、思ってしまう…。わたしのことですが^^;そういう無気力な大人が増えたことが、楽しいことが見つけられない理由の一つでもあるのです。
面倒くさがらず、自分の興味がどこに向いているかを探っていきましょう。
毎日仕事だけ。常に生活に追われている
巷では「老後に2,000万円の生活費が必要」などとも言われ、日本で暮らす私たちにはかなりの衝撃でしたね。中にはパニックを起こす人もいるくらい、大きな出来事でもありました。
急に老後のことを言われても、なんだか想像もつかないのが現状でしょう。しかし、老後のことを考えて蓄えるとしても限界があり、負担になる人もいます。しっかり働いていても、まったく経済状況が良くならない人たちだっています。
家や車の支払いに追われ、働いても働いても何年も支払いが残っている…。ほとんどの人がこのような状態ではないでしょうか。

ですが、気持ちは負けて欲しくないですね。現状難しくても、いつか必ず抜ける時が来ます。そのためにもあえて楽しみや喜び、希望は持っていたいと管理人自身も常に思っています。
自分の気持ちが育っていない
大人だけではなく、子供も「なんにも興味がない」という人も増えているようです。自分が幼少の頃はこんなんだったかな??と、ちょっと寂しい思いもします。
時代も影響しています。知らないことも、ちょっとインターネットで調べればわかってしまう環境が整っています。とても便利なのだけど、自分で考える創造力は確実に乏しくなります。
なのでまずは、ネットや他人の言葉に振り回されず、自分の気持ちを優先し、始めてみましょう。やってみて楽しくなければその時やめればよいのですから。
思考をアップロードする
日本人は古くからの慣例を大切にする民族です。昔からのお祭りや行事といった伝統は受け継がれていますよね。それはとても素敵なことです。
しかし仕事や、生き方に関してはこのような凝り固まった考え方が邪魔する場合もあります。
「いつまでも昭和脳」と言われて生きていくのは、時代錯誤。令和という新しい時代がやってきたのですから、思考をアップロードさせて生きていきませんか。
そんなわけで、思考を変えるにはどうすれば良いかを調べました。
仕事とプライベートの区別をつけた過ごし方を
昭和、特に高度成長期を生きてきた人にとって、仕事は何にも代えがたい存在です。思い切り仕事をし、時には長時間の残業や泊まり込みをしてまで会社を守ってきた人が多いと思います。
そのような上司たちの元で働いていれば、長時間労働や休日出勤も、当たり前のように受け止めてしまうでしょう。
わたしの両親もそうですが、大変な時代を過ごされたのだという尊敬と感謝の気持ちもあります。そしてそのような両親に育てられたのですから、わたしの中にもまだまだ「昭和脳」が顕在しています。

しかし、その昭和脳をこの時代にも引きずっているのは、かなり生きずらいです。最近特にそう感じています。
当たり前のように受けてしまう長時間労働などは、見えない「圧力」です。残業したから、偉いというわけでも仕事ができるというわけでもありません。むしろ今の時代の感覚で見ると、効率が悪いということです。
有給休暇も昭和脳だと「取りずらい」と考えてしまいますが、有給は権利だから取ったらよいのです。
仕事は仕事、プライベートはプライベートとメリハリある過ごし方を受け入れましょう。昭和脳から
新しい思考へと変換してください。
悲しいけど、「正直者が馬鹿を見る」世の中なのです。コツコツ真面目に働いて身体壊してもあなたの変わりはいます。自分の身体は自分で守るのです。
世代の違いも受け入れる
昭和脳の人と現在の若者では、仕事上だけではなく、様々なことへの考え方が大きく違います。
良い意味で肩の力が抜けている若者の考え方は、時代のニーズにマッチしている部分も多く、一概にダメとは言えません。
確かに無気力なところや変わり身の早い点は、若者を褒められるわけではありません。一生懸命育てても、突然仕事を辞める若者も多いようですから。
昭和世代は、「石の上にも三年」じゃないですが、ひとつのところ(会社)で頑張ろうとの風潮はありました。また携帯電話もなくインターネットもなかった時代ですから、要件は電話や手紙で伝えるのが普通でした。

今の若者はコミュ力がない、挨拶ひとつできない、と言われていますが少なからずこのようなツールが背景にあるのも要因のひとつでしょう。
若者も昭和脳世代を「老害」だとか言ってあざ笑ったりするのはダメですね。時代を作ってきた諸先輩方を敬いつつ、彼らに新しい風を運んで欲しいですね。
昭和脳世代も物事をもっと柔軟に捉えて欲しいとも思います。クレーマーが多いのもこの世代だと思うので。これから共存の時代です。
….と自分自身に言い聞かせながら、わたしも思考をアップロードしていきます!
選択の自由をフル活用する
今まではタブーだと思っていたことが新しく「常識的」に捉えられ、変わっていきます。この数年の間でも、様々なことが目まぐるしく変化してきました。
戦後日本は著しい復興を遂げ、その後高度成長期へとつながっていきます。その結果、世界でも最も豊かで住みやすい国となりました。
日本を良くしようという姿勢の国民が全員同じ方向を向いて歩んできたと言っても過言ではありません。古き良きその時代は、「○○でなければいけない」「○○をしなくてはいけない」というような風潮もありましたから、マニュアル化した行動をしていた部分もあるのでしょう。
しかし今は時代が変わり、そこを生きる人たちも大きく変化しています。
たとえばですが、いい会社に入って家族を持って家を建てて…という考え方が多かったのが、昭和脳の人たちの過ごしてきた時代です。現在は仕事もネットで行う、リモートワークなどは当たり前のようにやっていますよね。
好きな場所に住みながら仕事ができる、そのような働き方や合理的な考え方も浸透されています。誰でも好きな事を選択し、仕事や生活に活かしていけます。

つまり、全員が同じ方向を向いて同じ考えでいなくてはいけないような時代は終わったということです。協調性は残しつつも、それぞれの生き方を尊重し、行動していくことができる、自由な時代なのです。
誰かに従ってそれに習うのではなく、個人の選択を生かしていく。これからの未来をより良いものにするためには、絶対に必要なことです。
自分を信じて物事を選択していく強さを大切にしていきましょう。昭和脳を変えていくためには、選択の自由をフル活用し、個性を生かしていきましょう。
まとめ
昭和脳の考え、私にもまだまだあります。ただ仕事に関しては、昭和脳の諸先輩たちの考え方が染みついている部分があるものの、働き方に関してはフルに活用しています。
平成脳である若者と接していて「もっと自由に考えてもいいんだな」「こんな風に新しいツールを利用していくといいな」など目から鱗にも似た驚きの発見もあります。彼らと接していると楽しい!!
どちらの時代の良さも生かしながら、新しい「令和」という時代を生きていけたらなと思います。