
日々過ごしていると、毎日色々な感情が溢れてきます。嬉しい気持ちや楽しくなるようなことばかりなら嬉しいものですが、実際にはそうはいきません。
時には怒りの感情に振り回されて一日中イライラ。
胸が張り裂けそうなほどの緊張感にコントロールされて生きた心地がしない。
そんな日もあることでしょう
怒りや緊張の感情に振り回されて過ごすことは、心身ともにかなり疲れます。
今回は、そうならないために怒りや過緊張などの感情をコントロールをしていけば良いのかまとめてみました。
煩わしいイライラ・ドキドキを追い出して、心躍る毎日を過ごすテクニックを身に付けていきましょう。
怒りの感情とのつきあい方
「怒り」と一言では言い表せないほど、怒りの感情にも度合いがあります。
- ただイライラして相手に当たってしまう怒り
- 手元にあるものなどを投げつけてしまうような怒り
- ずっと昔の出来事なのに、何年も何十年も根に持って恨んでしまう怒り
- 怒鳴ったり癇癪を起して、体全体で表すような怒り
- 理由がわからないけど、毎日イライラして不機嫌な怒り
怒っているうちに、なんだか自分自身わけがわからなくなってしまい、怒り続けてしまう…そんな風にどんどん悪循環に陥ることも少なくありません。こうなっちゃうと、ホント一日中気分が悪い^^;
怒りの感情は、溜まり続けると自分自身に大きな影響を及ぼします。人間関係に亀裂が入ったり、仕事を辞めざるを得なくなったり。生きていくのが辛くなるほど心を病んでしまう原因にも成り兼ねません。
そんな精神衛生上悪いことばかりの怒りとは、早々にお別れしたいところです。そこで、怒りとの上手なつきあい方をご紹介します。
イライラしたら深呼吸
単純とも思えますが意外と効果ありなのが、ついカッとなってしまったときの深呼吸です。大きく息をするだけで、先ほどまでの怒りにワンクッションおくような感じですね。
メラメラ怒りを完全に抑えることはすぐにはできませんが、ここは冷静になって深呼吸です。
数秒グッと我慢してみる
すぐにでも怒りが言葉や行動に出そうな時、5~10秒くらいグッと我慢してみるだけで衝動的な怒りは抑えることができます。
上に挙げた深呼吸と合わせて、一旦、ひと呼吸おきましょう。
怒りの度合いを把握する
深呼吸して少し落ち着いたら、今度は自分の心から湧き上がってきたその怒りを自分で分析してみましょう。
意外と、「ちょっと待てよ。イライラしたけど、そんなに大したことじゃないかも」と思ったり、また逆に「あまりにも理不尽で腹が立つ」などと思えるかも知れません。
怒りの原因を分析し、どの程度の怒りなのかを冷静に見るのです。客観的に見ることで、自然と怒りをコントロールしている状態になります。
怒りを昇華させる方法
先ほどもお話ししたように、怒りというのは心身ともに疲れさせる厄介なもの。できれば平和に過ごしていきたいものですよね。
ここでは、怒りの感情を昇華させるお手軽な方法を挙げてみましょう。
誰かに聞いてもらう
ありきたりの方法ですが、一番効果があるのは誰かに聞いてもらうということです。
一度怒りを覚えると、しばらく尾を引きます。冷静にいられない時、第三者に聞いてもらうとスッキリします。相手は当事者ではないので、あなたの話を冷静に聞いてくれ、的確なアドバイスもくれるでしょう。
仮にアドバイスがなかったとしても「つらかったね」と声を掛けてもらえるだけでかなり心が軽くなるはず。あなたが気を許している人、例えば家族や恋人や親友に打ち明けてみるのもおすすめです。
ただし、聞いてもらった後は相手に感謝の気持ちは伝えてください。「ごめんね。愚痴を聞いてもらって…でも、お陰でスッキリしたよ。ありがとう」と伝えるだけで、相手も心が軽くなります。
負の感情を相手に分けることになるのですから、食事を奢るなどお返しも忘れないようにしたいモノです。
怒りの感情を書き出してみる
イライラした原因をノートに書き出してみるのもいい方法です。心にイヤなことが溜まっていると、鬱々としてしまうものです。
誰かに話すのもいいけれど、申し訳ないし一人で解決したい時などは、書き出すことをおすすめします。
相手はどんな言葉を投げかけてきたのか
など、その怒りに対して思い付くまま殴り書きしてください。書く作業は、心の膿を出し、頭をスッキリさせてくれます。
この作業をしているだけで、ずいぶんと救われるはずです。
夢中になれる好きなことに取り組む
何かしら好きなことがあると思います。
例えば、
- 美味しいものを食べる
- 思い切りスポーツする
- 面白い本やテレビを見る
- カラオケで大声を出す
など、夢中になるものでストレス発散してみるのも誰にも迷惑かけることなくおすすめです。
好きなことをしていると、エネルギーは全部そちらに向かいますから、「あれ?なんで怒っていたか忘れちゃった」ということも良くあります。
あと、瞑想もおすすめですよ。
緊張はどこからやってくるのか?
続いて感情のコントロールで怒りの次に挙げられるのが「緊張」ではないでしょうか。あがり症で悩んでいる人はたくさんいます。
いつもはうまくできるはずなのに、緊張してしまって思うような成果をあげられなかったこと、ありませんか?プレゼンや面接、スピーチ人前で話す機会は意外と多いですよね。
特にあがり症は、信じられないくらいの汗をかいたり、震えたりすることもあります。そんな緊張は、どこからやってくるのでしょうか?
緊張は、不安や心配な感情から生まれます。
- 上手くできるだろうか
- ちゃんと相手にりかいしてもらえるだろうか
などの心配事が心を占領し、考えや行動に迷いが出てしまうというようなパターンです。
- せっかく考えがまとまっているのに、緊張感から消極的になってしまう
- 緊張のせいで体がガチガチになってしまい、思ったようなプレーが出来ず試合に負けた
こんな状況を味わってしまった人もいるでしょう。
あなたの感情が、緊張を引き起こしているのです。しかし、わかっていても極度の緊張状態、いわゆる過緊張になっているときは、その感情をコントロールすることは難しいと思います。
ここでは、その過緊張状態を少しでも和らげる方法を模索していきます。
緊張を和らげる究極の方法
厄介な過緊張。その緊張を和らげる簡単な方法があります。
ツボ押し
緊張を和らげてくれるツボが存在します。
一つは、「合谷」。ゴウコクと読みます。手の甲の親指と人差し指の間にあるくぼみなのですが、そのツボをギュッと数秒押してみてください。
もう一つは、「神門」。シンモンと読みます。神門は手首にあるツボです。小指側の手首にちょっとくぼんだ所があるのですが、そこが神門となります。
ここも同じく、数秒ギュッと押してみてください。緊張がほぐれるだけではなく、癒し効果もあるので、すっきりとした気持ちになりませんか。
どちらも手のところにあるツボなので、自分自身でツボ押しできます。
深呼吸でリラックスする
怒りを抑えるためにも深呼吸が効果的だとお伝えしましたが、緊張をほぐしてくれる効果もあります。
浅い呼吸は、緊張も和らぎませんので効果がありません。深い呼吸をすることで、心を落ち着かせ、自律神経にまで働くと言われています。
なので、まずは姿勢を良くして、身体から力を抜いてリラックスさせてください。そしておへそから指3本ほど下にあると言われている丹田に手を軽く当てて、息をゆっくりと鼻から吸います。
そして、丹田を押しながら息を吐きます。これを数回繰り返していると、緊張していた心も落ち着いてきます。
好きな音楽はリラックス効果あり
自分が好きな音楽は、緊張を和らげてくれるのに効果があります。聞いていて「心が落ち着くなぁ」と思う音楽を取り入れましょう。
目的地へ向かう間、車内に音楽を流したり、電車などで移動の際はイヤホンで音楽を楽しんでみてください。
心がほどける飲み物を
ハーブティーは心を落ち着かせてくれる効果があります。ほのかな香りもまた良いですね。その他に、ココアやホットチョコレートもGood!
自分で「飲んで落ち着く」と思った飲み物を取り入れてみてください。カフェインを入れるのも良いですし、状況にもよりますが、適度なアルコール摂取も緊張緩和作用があります。
軽いストレッチも緊張を和らげる
ガチガチになった心と体をほぐすには、軽いストレッチも大きな効果があります。ちょっと手を上に伸ばしてみたり、カンタンなことで構いません。
ミーティング前などでも、手軽に取り組むことができますね。
まとめ
怒りや緊張という感情のコントロールについてお伝えしてきましたが、怒りや緊張という感情は、時に私達の心を冷静に保てないほどの邪魔をしてきます。
特に、怒りの感情は半端なく周りまでをも巻き込みますし、怒りが根底に深く根を下ろしている状態で「幸せを引き寄せる」ことはまず、ありません。
うまく感情をコントロールできる方法を身に付け、向き合っていけば、振り回されることが
なくなります。
負の感情を手放すことは、一朝一夕にはいかないですが、感情を書き換える必要性はあるように思えるのです。
決して、ネガティブ感情を持つなと言うわけではありませんが、と言って常にネガティブに感情が寄っているのなら、心は安定しないと思います。
管理人は、ネガポジ思考ではなく中庸的な意識変容は必要かなと思っています。
「うわ、イライラする」「緊張してうまく考えがまとまらない」などというピンチの時に、この記事を思い出していただけると嬉しいです♪