
小さい頃、「大人になったら〇〇になりたい」と夢見たことありますよね。
でも、過去に想像していた未来の理想の自分と、現在の自分が違いすぎるとそのギャップに苦しみ、ドーンと落ち込んでしまいます。
そのギャップがありすぎてツライ理由やその際の心理、ギャップに苦しまずに未来を変えていく方法をご紹介します。
過去に想像していた未来の自分とは違う?
過去に「未来の自分はこうなっているだろう」と想像していたけれど、実際は全然違う。そんなことはよくあることです。誰もがそのギャップを感じたことが少なからずあり、「なんか違うな」と思ったことはあると思います。

私自身もいくつもの「なんか違うな」を経験しています。でも実際に進んでいる道を否定すると、心が荒み暗~くなってしまう自分に気づきました。
今でも理想と現実について考えることはありますし、もがいている最中ですが、ギャップに苦しむことがあってもその都度「このギャップってどうしてやってくるんだろう?」と思考を転換するようにしています。
今回は理想と現実の違いについて、調べてみることにしました。
理想と現実の違いを感じる人が多い
以前、ある会社が「現在の自分と、過去に描いていた30~40代の自分にギャップを感じるか?」というアンケート調査をしたそうです。
昔自分が「30代はきっとこんな風に過ごしているんだろうな」と想像していたこととは異なる状況を
過ごしている人が、実は案外と多いということですね。
ギャップを感じる理由は幸福度にも原因があった
ではギャップを感じてしまう理由は、何なのでしょう?上記のアンケートの際、一人一人の幸福度も調査したようですのでその結果から見ていくことにします。


自分の理想・自分の現実の姿にギャップを感じずに生活している人の方が、より幸福度が高いという
ことがここでもわかります。
幸福度が高い人は回答もとても前向きで、ギャップを感じて日々を過ごしている人は幸福度も低く、自分の現在の姿を受け入れられずに後悔の気持ちが大きいようです。
ギャップがなく日々の生活を受け入れている人は、自分の現状に満足していることがうかがえます。
過去に想像した未来の自分と現在の自分の比較
過去に想像していた未来の自分との差を感じ「こんな未来を過ごしているとは思わなかった」と
考えている人は少なくありませんし、そのことで落ち込むこともあるようです。
未来の自分と過去の自分にギャップを感じてツライ理由
アンケートでの結果でもわかるように、未来の自分と過去の自分にギャップを感じている人は、ギャップを感じていない人に比べて幸福度が高くありませんでした。
まずは、ギャップを感じてツライ理由を見ていきましょう。
過去に描いた理想に執着しすぎ
大きな夢を持って、れに向かって邁進していくことは非常に素晴らしく、努力家であると感じます。しかしあまりに壮大と感じる理想をも追いかけ続けていると、それは執着に変わります。
無理だと思ったら「過去は過去」と割り切ってみる。その潔さが良い結果にむずび付くケースも多いのではないでしょうか。
執着は時に自分の可能性をも潰してしまい、すべてにおいて邪魔をしてきます。注意してください。
知らず知らずの間に現実を否定している
現実の自分を受け入れることができず、心のどこかで否定しているとツラくなります。
それを声に出さず何事もなかったかのように違和感なく毎日を過ごしていると、「理想を追いかける自分」と「現実を生きる自分」の間に溝が生まれて、切ない毎日になってしまいます。
現実の自分を受け入れて、今を楽しむように切り替えが必要です。
完璧にこなす自分だけが好き
- 私は決めたことは絶対にやり抜く
- 昔から目標としていたことを絶対にやる
など、真面目さからくる「こうでなければいけない」という思いに支配されていませんか?
一度決めたことをやり抜く姿は素敵ですが、何でも完璧にこなす自分だけを認めるようでは、万が一こなすことができなかった場合にツライと感じてしまいます。
完璧じゃなくても、努力した自分を受け入れることがツラくならない秘訣かも…。
ギャップを感じた時の心理状態
ギャップを感じた時の心理状態を客観的に見つめることで、ヒントが見えてきます。自分の思いを紐解き、現実を受け入れていきましょう。
こんな風になるはずではない…
- 自分はこんなところで終わるはずがない
- こんな風になるはずではない、これは嘘だ!
- 自分なら、もっとできるはず
などと感じてしまう出来事は、いくつも起こります。でも、この思いも行き過ぎるとただ苦しくなるだけです。
ギャップを感じた時に湧いてくる感情ですがあまり強く考えすぎずに、楽観的に物事を捉えていきましょう。
自分の存在価値を認めることができない
「こうであって欲しい」と願っていた未来の自分。しかし、現実は全然違うものだったとします「自分はいったい何をやっているんだろう」と落ち込むことはあるかもしれません。そして自分を否定したり、周囲と比べてしまう。


唯一無二というこの有名な言葉がありますが、思い出してください。単に忘れているだけです。皆、「唯一無二」だということを。
自分という人間の存在価値を認めることができずにいると、そのネガティブな感情の沼から抜け出すことができません。
平凡な毎日に落ち込む
ギャップに苦しみ現実に満足できずにいると、「もっと毎日が華やかだと思っていた」「会社と家の往復で平凡な時間を過ごしている」などと、毎日退屈だと考えてしまうようです。
落ち込むほどのことではない些細なことも、気になってくるようになります。平凡な日常こそが幸せということを忘れてしまうのです。
未来の自分を変えるための方法
さて、ギャップを感じる理由やその際の心理状態を見てきましたが、それらとサヨナラするために
明るい未来を手に入れたいですよね。
未来の自分を変えるためには、現在の自分を変えていく必要があります。決して難しい方法ではなく自分の心掛け一つで大きく変わるので、ご紹介します。
誰よりも自分を愛する
まず一番大事なのは、「自分を愛する」ということです。
この世にあなたはたった一人しかいません。そして、自分を一番愛せるのは自分自身なのです。管理人は、ナルシストくらいで丁度良いと思っています^^;
どんなに失敗してもどんなに今の状況が悪くても、自分を責めるのではなく、そんな部分も丸ごと「これは私なんだ!」と捉え、いつも頑張っている自分を褒めてあげましょう。
思い描いていた自分と違う道を歩いていても、それを認めてあげましょう。
未来のために今できることを探す
未来を自分の思い描いていた明るい毎日に変えるためには、今できることを探して実行していくことです。
たとえば、
- 資格を取りたいなら、そのための勉強をする
- 好きな事をやるための資金を貯める
- 「今度やる」ではなく「今やる」を実践し、夢をつかみ取りための準備をする
など、少しずつ現実から卒業して未来のための準備を始めましょう。
今できることを取り組むこと。現実を見てクヨクヨする暇がないくらい、スケジュールを入れる…なんていうのもありだと思います。
完璧を求めない
物事を完璧にこなせなくても、「今回これだけ頑張れた自分はエライ!」とポジティブ変換して気持ちを上げてきましょう。
完璧を求めすぎると、万が一達成できなかったときのショックは相当なものですが、完璧な人間なんていないのですから、出来なくて当たり前!と思っちゃいましょう。
今の状況に感謝する
どんな状況でも、今に感謝しましょう。
- 思い描いていた仕事内容と違うけど、同僚に恵まれている
- 忙しいけれど、休日に未来の自分のために勉強して充実した時間を作れる
- 結婚はしていないけれど、良き仲間に囲まれている
ポジティブ変換で感謝してみてください。視点を変えたら考え方も変わります。あなたの立ち位置で物事それこそ反転しますよ。
まとめ
自分が理想としていた道を歩いていないとき、思い描いていた未来と違う自分だとしても、決してそれが間違っているというわけではありません。
何が起こるかわからないから人生は、楽しいのです。
必ずしも理想が正しいというわけではないのです。思い描いていた自分とは違う道を歩んでいたとしても、それが今の自分の気持ちにピッタリで、とても過ごしやすい毎日ということもあります。
生きていく方法を一つに決めつけず、その都度柔軟に対応していければ、今この瞬間も充実したものになります。自然にギャップが埋まるのです。