常識を疑え!早起きはホントは身体に悪かった!?

 

早起きは三文の徳」ではないけれど、この頃は「朝活」という言葉も流行して、朝早く起きて仕事や家事の前に自分時間を過ごす人が増えています。

 

なかなか健康的な習慣だと思うのですが、なんと「早起きはホントは身体に悪いのでは?」という噂がありました^^;

 

いったいどういうことなんでしょうか?

 

気になったので、詳しく見ていきましょう。

なぜ、「早起きは身体に悪い」と言われているの?

早朝から自宅やカフェで勉強したりランニングしてから出勤する「朝活」は、今や大勢の人が取り組んでいます。

 

朝の光を浴びて、静かな環境で取り組むと、心も落ち着いて勉強もはかどります。朝から「わたし頑張ってる!楽しんでる!」という満足度もあるんじゃないでしょうか^^

 

だけど、気になるのが「早起きは身体に悪い」などとちらほら聴くこと。早起きすることで、身体の負担になることでもあるのでしょうか?

 

早起きは身体に悪いエビデンスがあった

実は、早起きと病気の因果関係を唱えている研究者の発言がきっかけで、噂になったようです。

 

朝6時以前に起床する人は、それ以降の時間に起きる人と比べると心筋梗塞や糖尿病、脳卒中などを発症する確率が高いと言うのです。

 

確かに、心筋梗塞などが発症する時間帯は、朝が多いと言われています。これは、身体がまだ休んでいたいのに起きるわけですから、気温差の激しい冬の外出ることで心臓に負担を掛けてしまうという理由です。

 

その通りだと思います。高齢者が亡くなる事故は、寒い冬のお風呂場が一番多いです。これも気温差によるものです。

 

起きてからすぐキビキビと動く人がいますが、あまり身体に良いとは言えないようですね。特に年配の方は寝起きは無理して大きな運動をせず、布団の中で軽い伸びなどをしたり、白湯などを飲んでからゆっくり活動を始めるのが良いでしょう。

 

また、朝7時以前に起床すると、通常の量よりも多いコルチゾールというストレスホルモンが分泌されます。

 

コルチゾールは、とっさの危険なことから身を守ってくれるような作用もあるのですが、分泌され過ぎると体内に良い影響は与えません。

 

朝、起きたばかりの時はなかなか頭も回らず、視界も定まらず、ボーッとしてしまいますよね?そしてしばらくするとどんどんはっきりとしてきて行動できると思うのですが、これはコルチゾールが作用してくれているからなのです。

 

起床するときに分泌されるコルチゾールですが、あまり早い起床時間だと身体に良くない場合もあるということが調査されています。

 

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コルチゾールが多く分泌されると怒りっぽくなったり不安になったり、します。このように、単なる噂だけではなくちゃんとしたエビデンスがあるようですよ。

 

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個人差あり!ベストタイミングで起きるのがベスト

そう言っても、人によって起きる時間は違います。実は人間は、年齢によって自然に起床できる時間に差があります。

 

大凡の一例ですが

    • 15~30歳ごろ・・・朝9時
    • 31~64歳ごろ・・・朝8時
    • 65歳以上・・・・・・・朝7時

となっています。

 

これを見ると、お年寄りが早起きして元気にスポーツしているのも納得できます。学生や会社員は、通学・通勤もありますから、なかなかこの時間帯に合わせた生活は難しいのですが、本来ならばこれらの時間に合わせて活動したいところですね。

 

しかし一人一人適した起床時間があり、それぞれ異なります。早起きは、とても集中力を高めてくれますが、あまりに早い時間から活動していると、夜眠るころにはエネルギー切れます。

 

集中力もなくなり、イライラや怒りのコントロールができなくなって周囲に当たってしまうこともあると思います。

なので、年齢と生活習慣に合わせて、自分のベストタイミングを見極め、活動するのが良い。無理して予定を決めて「早起きして頑張らなきゃ」と思う必要はありません。

 

夜型人間が朝型に変えてもストレスが増すだけで効率も悪い

早起きして行動することは、とても気持ちの良い行動だと感じます。何でもはかどるような気がしますし、気持ちもシャキッとしますよね。

 

でも、人には、朝が得意な人と夜のほうが向いている人がいます。「朝型人間」と「夜型人間」とでは、そもそも脳の活動自体が違うような気がします。

 

朝、早起きして活動すると集中できて良い結果を生む人。その反対で、朝はなかなか身体が思うように動かず、夜の方が効率が良い人。これは、なかなか改善できない問題のようです。

 

なぜなら、遺伝子レベルでこの「朝型」と「夜型」が分かれているんだとか。ですからそれぞれ、仕事や家事などがはかどる時間にばらつきがあるので、ムリに直す必要もないでしょう。

夜型人間が、朝早く起きて活動しようと思っても、なかなか頭も冴えず身体もシャキッとせず、早起きが逆にストレスになってしまいます。

 

人には、自分が活動するのに適した時間があります。夜型の人が頑張って早起きしても、はかどりません。上手くいかないことにイライラもしますし、かえって効率が悪くなります。

 

寝たいときに寝て起きたいときに起きる

朝型の人は、明るいうちから活動する。夜型の人は、ゆっくり起床して活動を始める。仕事などの都合で、全部の人がそのようにするのは不可能かと思いますが、休日などのスケジュールは、じぶんの体質に合わせて組むのが一番良いでしょう。

 

ストレスなく活動するには、自分が一番適していると思う時間に行動することです。「寝たいときに寝て起きたいときに起きる」無理して早起きしなくてもいいんです。

 

朝型?夜型?体質を知ること

それぞれに朝型・夜型という体質があり、早起きの向き不向きがあります

 

朝型の人は、気温差などに気を付け、身体の声を聞きながらゆっくりと慣らしていくこと。夜型のひとは、無理して朝早く起きて活動することはありません。

 

また、極端な早起きではなく、自分に合った時間の使い方をして、身体への負担を減らしていく配慮は要りますよね。ストレスを溜めずに一日を楽しむには、自分に向いた活動と適度な睡眠です。

 

遊びも仕事もほどほど!」管理人は最近はこのスタンスです。

 

20代の頃って2晩くらい徹夜しても大丈夫だったけど、今はもうダメです。運動頑張りすぎると1週間くらいは、筋肉痛と疲労感が抜けません。

 

なので、自分の身体と向き合いながら、健康に過ごしていくというのがベストですね。そして、朝おすすめする習慣を挙げるなら「瞑想」です。

 

 

朝の忙しい時間に瞑想はできないと言う人もいらっしゃると思いますが、5分で良いので日課にしてみたらどうでしょう!?

 

やってみるとわかるのですが、頭がスッキリするのでその日の仕事もはかどります。慣れてくると通勤電車の中や歩きながら瞑想する人もいますよ。

 

「瞑想」は座って足を組んで…と型を気にしすぎると、リラックスできません。そもそもリラックスが目的ですから、これだと本末転倒です。

 

時間のある時はしっかり型から入る瞑想、時間のないときは片手間の瞑想でも良いと思います。自由に楽しみながら習慣化していけば、言うこと無しですね^^