ホットヨガは腰痛改善になるの?腰痛におすすめのポーズも併せてご紹介

腰痛改善の目的でホットヨガを始めたい」と考えている人は多いのではないでしょうか?

 

今回のテーマはヨガで腰痛改善するためのホットヨガの基礎知識などをまとめています。ヨガに興味のある人はご覧ください♪

ホットヨガで腰痛改善

ホットヨガを続けると、座骨神経痛や慢性の腰痛持ちの人の症状が、改善する効果が期待できると言われています。

また、長時間のデスクワークで、毎日腰に負担をかけてしまっている人にも、ホットヨガはとても良いようです。

 

ここでは、ホットヨガが腰の痛みにもたらす、嬉しい効果についてお話していきます。

 

ホットヨガによる腰痛改善効果①リラックスしながら体をほぐすことができる

ヨガの中には、ストイックなものもありますが、ホットヨガは基本的に、リラックスして行うヨガです。ポーズも簡単なものが多いですし、何より、温かい部屋の中で行うことが、リラックス効果を高めてくれます。

 

つまり、リラックスして体をほぐした状態で行うヨガなので、体に負担をかけずに、腰回りを伸ばすことができます。

 

また、腰痛がつらい時は、できるだけ体に刺激を与えない方が良いと言われていますよね。そのため、このような時は、きつい運動はしない方が良いのですが、リラックス効果の高いホットヨガなら安心です。

 

また腰が痛い時でも、全く体を動かさないと、腰回りが固まってしまいますが、この点でもホットヨガは安心です。痛めてしまった腰回りも、無理なくじわじわ伸ばすことができるため、少しずつ腰痛を和らげる効果が期待できるのです。

 

ホットヨガによる腰痛改善効果②腰痛になりにくい体になる

ナビゲーター「アザくん」
ナビゲーター「アザくん」

ホットヨガを続けると、元々あった腰痛が改善するだけでなく、腰痛になりにくくなる効果も期待できます。ホットヨガのポーズはどれも、歪んでしまった骨盤の位置を戻したり、体幹を鍛えたりする効果の高いものばかりです。

 

慢性的な体の歪みや猫背などは、腰痛の大きな原因と言われていますよね。

 

また、体幹が弱いと、体全体を正しい位置で支えることができないため、これも腰痛を引き起こす原因の1つとなります。

 

でも、ホットヨガでこれらを少しずつ改善すると、腰への負担も少しずつ軽くなっていきます。その結果、腰痛になりにくい体になり、「お陰で、長年の腰痛からようやく解放された」と喜んでいる人の声もよく聞きますよ。

 

もちろん、最初は腰回りを無理なく伸ばして、腰痛そのものを改善することが先です。でも、腰痛が改善された後もホットヨガを続ければ、今度は、腰痛になりにくい体質に変わっていきます。

 

ホットヨガで体を正しい位置に戻せば、腰に負担をかける立ち方・座り方・歩き方も自然にしなくなるようです。

 

ホットヨガで腰痛が悪化

腰痛改善目的でホットヨガを行った人の中には、「逆に腰痛が悪化してしまった」という人もいるようです。

 

ここでは、ホットヨガでなぜ腰痛が悪化したのか、そして、正しいやり方とはどんなものかについてまとめました。

 

腹筋が弱い・体が緊張している場合は悪化することも…

ホットヨガを行って腰痛が悪化する場合、2つのことが原因として考えられます。

 

1つめに考えられる原因は、「元々腹筋が弱いために、無意識的に腰に負担をかけている」というものです。

 

腹筋が弱い人の場合、腹筋を使って体を支えようとすると、疲れてしまいますよね。このような人がホットヨガを行った場合、無意識的に腹筋を使わないようにしてポーズをとってしまうことがあります。

 

その結果、使うべき腹筋を全く使わず、腰だけに負担をかけてしまうようになり、腰痛が悪化するのです。

 

2つめに考えられる原因は、「体が緊張している状態でホットヨガを行っている」というものです。

 

ナビゲーター「アザくん」
ナビゲーター「アザくん」

緊張した状態で運動をすると、体に余分な力がかかり、当然、腰にも負担がかかります。そのため、体が緊張状態だったり、呼吸が浅かったりすると、ホットヨガを行っても、腰痛が悪化する可能性があります。

腹筋や呼吸を意識して行うことが大切

ホットヨガで腰痛を悪化させないようにするためには、腰回りだけでなく、腹筋も一緒に意識することが大切です。本来なら、常日頃から腹筋を鍛えているのが理想なのですが、腰痛がつらい時に筋トレを行うことができませんよね。

 

そこで、ホットヨガを行う時、腰回りを伸ばすだけでなく、腹筋を鍛える効果の高いポーズを一緒にやってみてください。

 

腰痛改善効果を狙ってホットヨガを行う場合、どうしても、腰回りを伸ばすことばかりに意識が向きがちです。でも、無理なく腹筋を鍛えるポーズを一緒に行うことで、腰痛悪化の脳死効果が期待できます。

 

また、ホットヨガを行う時は、呼吸を止めず、必ず「流れるような呼吸」を意識して行ってください。

 

ポーズをとることばかりに気を取られると、呼吸が止まりがちになります。ヨガは、呼吸を止めてポーズをとってしまうと、とたんに体が緊張状態になりますよ。

 

腰痛改善にはリラックスが不可欠なので、呼吸を止めずにポーズを取るように意識してくださいね。

 

腰痛におすすめのポーズで痛みからスッキリ解放

 

ここでは、腰痛を持っている人にぜひオススメしたい、ヨガの簡単なポーズを2つ紹介します。

 

ヨガ初心者でも気軽にトライできる簡単なものなので、ぜひあなたもやってみてください。

子供のポーズ

  1. ヨガマットの上に正座し、この時、両足の親指同士を、重ねずにぴたっとくっつけることを意識しますしてください。
  2. 息をゆっくり吐きながら、上体を前に倒していき、額を床にピッタリ付けます。
  3. 肩を落とした状態で、両腕を前に伸ばし、両てのひらは床にピッタリ付けます。
  4. お尻とかかとが離れないように意識しながら、③の状態をキープして、ゆっくり深呼吸していきましょう。

 

子供のポーズは、腰回りの後ろ部分のエリアが伸びていることを、丁寧に感じながら行うととても効果的ですよ。固まってしまった後ろの腰回りが、気持ち良くほぐれる効果が期待できます。

ガス抜きのポーズ

  1. ヨガマットの上に仰向けに寝て、両膝を軽く抱え、膝同士が離れないように意識してください。
  2. ①で抱えた両膝を、ゆっくり息を吐きながら、じわじわと胸に近づけていきます。
  3. ②の状態で、もし余裕があれば、息を吐きながら上体を少し起こしてみましょう。
  4. ③の状態をキープした状態で、呼吸を3~5回行ったら、息を吐きながら上体・両脚を元に戻します。

 

この「ガス抜きのポーズ」は、腰痛がひどい人の治療用の運動として、整形外科でも患者さんに指導しているポーズです。

 

腰から背中にかけて、無理なく気持ちよく伸びていくので、腰痛改善効果はかなり期待できますよ。

まとめ

ホットヨガは、リラックスした状態で行うヨガなので、体が無理なくほぐれ、腰痛の改善効果も期待できます。

 

また、ホットヨガを続けることにより、体の歪みも改善されるため、腰痛になりにくい体質に変わっていくのも嬉しい効果です。

 

ヨガ初心者でも無理なくできる簡単なポーズがあるので、気軽にトライしてみてくださいね。ただし、腹筋が弱かったり、体が緊張していたりすると、逆に腰痛が悪化するので気をつけましょう。