
お笑い芸人のみやぞんは「自分の機嫌は自分で取る」という言葉を話していたことがあります。
みやぞんの人となりが感じられるこの一言は、大きな話題となりました。
予期せぬ出来事を目の前にして自分を見失いそうなときや、自分の気持ちを上手にコントロール
できずに悩んでいる人には、おすすめの言葉です。
みやぞんの「自分の機嫌は自分で取る」この名言が生まれたのは?
みやぞんがこの言葉を発したのは、とあるテレビ番組の海外ロケでした。与えられた課題をクリアしないと帰国できない例の人気企画番組での出来事です。
みやぞんが訪れていた場所は、交通機関が発達していないようなところ。飛行機や電車・バスを乗り継ぎ乗り継ぎ、日本からは1週間以上かけて向かいました。
移動は過酷で現地に着くまでにトラブルも発生。そして、最後の難関は目的にである滝の前に立ちはだかる6,000段の階段でした。
みやぞんはいつもと変わらず笑顔で自分自信を励まし続けていました。そしてその後は、与えられた課題をやり遂げました。

わたしはこの名言の場面も見ていてこれ以来すっかりみやぞんのファンです。
「自分の機嫌は自分で取る」とはどういうこと?
普通なら挫けてしまいそうになるような状況でも、笑顔と前向きな考えで乗り越えるみやぞんですが、彼が放った「自分の機嫌は自分で取る」とは、どういうことなのでしょうか?
人は、自分に不都合なことがあった時、負の気持ちが浮かんできます。
- イライラして腹が立つ
- 思い通りにならなくてムカつく
そう思ってしまったことは誰にでもあるのではないでしょうか。
怒りで爆発しそうになっている状態で、他人に優しくなんてできません。知らず知らずのうちに周りに八つ当たりをしてしまう。つい声を荒げてしまう。
また、落ち込んでいる時も物事を悪い方向に考えて、不平不満を言ってしまいがちです。自分が怒ったり落ち込んでいたりすると、自分のことしか考えられなくなってしまいます。
そんな状態になれば周囲の人は振り回され、とても窮屈な立場になってしまうでしょう。そんな状況の時に誰かに思いがけずポジティブな言葉をかけられたら、どんな気持ちになるでしょうか?

言葉って不思議なものでたった一言で気持ちが救われ前向きになり、また「見ていてくれるんだ」と頑張れるものです。
みやぞんは、その言葉を自分で発して自分で受け止めています。挫けそうなときやイライラしたとき、誰かに頼るのではなく自分自身で自分を励まし、慰め、戒めているのです。
人に機嫌を取ってもらうのではなく、自分自身で解決して責任ある行動をするみやぞんの言葉に、多くの人が「すごい!」「こんな上司が欲しい!」と称賛の言葉を送っています。
不機嫌さを一瞬で消す方法
みやぞんのように言葉で気持ちを切り替えることができれば、負の感情に振り回されてしまうこともないでしょう。まさに、言葉の魔法!
不機嫌になりそうなとき、辛いとき、自分で自分を励まして機嫌よい状態でいたいですよね。そこでみやぞんのように不機嫌を一瞬で消す方法をまとめてみました。
気持ちを観察してみる
イライラしたりムカムカしたら、自分の気持ちを客観的に見つめてみましょう。自分から負の感情を切り離して見てみるだけで、冷静になれます。
「今、わたしちょっと機嫌が悪いんだな。機嫌が悪くなるほど仕事を頑張っている自分を好きになろう」と前向きに考えてみると、気持ちを一瞬で切り替えることができます。
楽しいことを考える
わたしはこの方法で気分転換をはかります。イライラを、楽しかった感情で上書き保存するような感じです。
昨日感動したこと、嬉しかったこと、何かありませんでしたか?また、好きな歌を心の中で口ずさみながら自分の気持ちを切り替えてみましょう。
言葉遣いに変化をもたらす
怒っている時、言葉遣いもつい雑になりがちです。そこで「腹立つなぁ」と思っても、口に出す前に数秒間我慢します。
単純な方法なのですが意外と「その場凌ぎ」のこのやりかたにはm効果があります。「気づかせてくれてありがたい」などと、ポジティブな言葉にして発すればしめたものです。
日々仕事に追われ、気持ち的に余裕が持てないことが多い世の中です。SNSが発達して便利なのはよいのですが手軽に投稿できる分、負の言葉も多く蔓延し過敏にもなっています。
口に出さなくとも目にするだけで気持ちが沈んでしまったり、怒りがこみあげてしまうことも少なくありません。様々な感情に気持ちが揺さぶられてしまいます。
イヤなことがあっても、みやぞんのように何事も前向きに捉えることができれば、周囲の人も幸せな気持ちになれます。これはぜひ見習いたいと感じますし、大切なことです。
自分を守りモチベーションを上げていくのも他人任せではなく、自身で自分の機嫌を取るのです。今日という日はもう二度と訪れませんよ。イライラして怒って1日を過ごすより、お腹を抱えて笑う1日でありたいものです。