
- 毎日仕事のことばかり考えてしまう。
- 職場で辛いことがあるけど誰にも話せない。
そんな想いを抱えている人はいませんか?
あまりに仕事に縛られた生活をしていると、自ら燃え尽き症候群に飛び込んでしまう場合があります。
また、責任感が強く必要だったり、人間関係が密な仕事も「燃え尽き症候群」発症してしまうリスクが高いと言われています。
今回は燃え尽き症候群のリスクが高い職業、そしてこれらの症候群の回避方法をご紹介します。
燃え尽き症候群のリスクが高い職業7選
燃え尽き症候群になるリスクの高い職業を7つピックアウトしました。
中には職種ではないものもありますが、働きすぎや勉強しすぎと言われている現代ならではの
結果なのではと妙に納得した次第です^^;
①看護師
まず最初に挙げるとすれば、コチラでしょう!
現在のこの状態の中で頑張っておられる医療従事者の方々は激務ながらも、やりがいを強く感じる職業が看護師や医師でしょう。
特にナースは患者を常にサポートしているため、勤務時間を離れても自分よりも他人を気遣い続ける人が多いのも事実です。
勤務中は職業と言ってしまえばそれまですが、常に相手のことを優先して接するため、心身共に疲れてしまう。
気にかけていた患者の退院や死、違う部署への異動、忙しい中でも生まれる職場での人間関係の違和感などが燃え尽き症候群のきっかけになりやすいようです。
②学校の先生
看護師同様、常に人と接しサポートするのが学校の先生。この職業もまた、燃え尽き症候群の方が多くいます。
- クラス替えにより、かわいがっていた生徒と離れた。
- 新しい学校へ赴任になり、やる気が起きなくなってしまった。
- 力を注いでいた大きな行事が終わったら、無気力になった。
このようなきっかけで、気づけば鬱やひきこもりになる先生も少なくありません。
あと、最近では親との関わりも難しいのではと思います。

転勤やクラス替えは職業柄ずっとつきまとうものではありますが、あまりに現状に入れ込むと自分自身が不調になってしまうことも否めません。
③保育士
幼稚園や保育所の先生も、燃え尽き症候群になりやすい職業です。
子供は常に動き回るため、目が離せません。素直で幼児期特有の可愛さもありますが、とにかく体力仕事です。
そこに精神的な悩みなどが生じれば発症の原因になることも予想できますよね。
④介護士
看護師同様、激務でありながらとてもやりがいのある職が介護士です。
ただ入居者の死に直面する機会も多くオン・オフの気持ちの切り替えが上手にできないと燃え尽き症候群になってしまうこともあります。
そこを上手にコントロールすることで燃え尽き症候群を回避できるのですが、悲しいかな、、介護士自身に余裕のない方も多いです。
頑張れば頑張るほど、真面目で真摯な方ほど陥ってしまうのかも知れません。
⑤パイロットやCA
常に「正確な運転」「お客様の安全」などを念頭に置いて仕事をしているのが、パイロットやCA。
少しのミスも許されない環境にいるため心身を酷使していますし、どんな時もお客様一番に考え動いているので、気が休まりません。
忙しく、正確な技術を求められる職業は、ふとした時に燃え尽き症候群に陥ることがあります。
他の運転手にも同じことが言えますが、命を預かる職種はストレスは半端ないと思います。
⑥管理職
仕事で結果が出るとやる気に満ちますよね。
たとえば、
- 皆で取り組んだプロジェクトの成功
- 売上の大幅アップで栄転
- 仕事の成果で昇進
などは「これからも頑張っていこう」というモチベーションにも繋がります。しかし、その反面、昇進というものは重圧にもなってしまいます。
- 期待に応えられるか心配だ
- 周囲の人から妬まれたりするのではないか
などの不安から心が壊れてしまうことがあります。
管理職は自分のことだけではなく、上司や部下のことも把握していなければなりません。
また、実際には周囲の人は特に妬んだりしていなくても、自分がそう思ってしまうことでどんどん周囲の目が気になり、会社に行けなくなったり、仕事に取り組めなくなってしまうこともあります。

昇進というものは嬉しい反面、自分が生み出す心配事や周囲からのプレッシャーがとても大きいことがわかります。
職種に関係なく、この症状に悩まれる人は増えています。
⑦受験生
最後にこれは職業ではありませんが、受験後に燃え尽き症候群になる学生さんも多いようです。
最近は高校や大学だけではなく、幼稚園や小学校、中学校を受験する人も増えていますよね。自分の希望の学校に進学するため、塾や家庭教師などでかなりの時間を勉強に費やします。
燃え尽き症候群は大人だけではなく、子供もなってしまう。
一生懸命に取り組むことは素晴らしいことですが、適度な息抜きや、遊びなどへの寄り道も時には必要なんじゃないかなと思います。
なぜ燃え尽き症候群のリスクが伴うのか?
燃え尽き症候群のリスクが高い職業を見てきましたが、どう思われましたか?
どの職業も私たちが想像する以上の責任感や、プレッシャーが大きいのではないかと感じます。
それらの職業がなぜ燃え尽き症候群のリスクを伴うのか?解説していきます。
人を通したサービス

その中で、
- 失敗してはいけない
- (症状や状態を)見逃してはいけない
というような気持ちを持って接していることは容易に想像できます。
自分自身の力を使い果たし、仕事が終わった後はもうパワーが残っていないほど消耗しています。
これが蓄積してくると、負担とストレスに変わります。
達成感や喪失感が邪魔をする
先ほど挙げた職業は、人を通したサービス業です。
そして、数ある職業の中で特に神経をすり減らす仕事でもあります。その分、やり遂げた時の達成感はとても大きいのですが…。
パイロットは1回1回のフライトを命がけで行っている、といっても過言ではありません。常に達成感はあるものの、集中力や細かなところまでの目配りも半端ないと思います。
ですが、突然モヤモヤと「もう疲れた・・・」と思ってしまうこともあるのではと思うのです。
また、看護師や先生などは仕事中は自分の感情より相手の気持ちや規則をを優先していかなければいけません。
患者や生徒と接すれば、自分の気持ちも入り込みやすい。精神的に余裕がないと相手の死や、配置転換などで喪失感を大きく味わうケースもあるのではと思います。
この2つの感情が、燃え尽き症候群を招いてしまう原因にもなっているのではないかと推測します。
燃え尽き症候群の回避方法
燃え尽き症候群にならないためには、自分の行動や考えも変えていくことが大切です。
ちょっとした心がけで燃え尽き症候群にならず、仕事もプライベートも充実させることができるので、ぜひ心にとどめておいて欲しいなと思います。
想いを共有する
まず、辛いことがあったら一人で抱え込まないこと。
同僚や友人、家族に話して想いを共有しましょう。
自分の心にある辛い思いを人に話すことは、ストレスの開放になります。自分だけでとどめておくと、どんどん辛さが深まっていき、ますますふさぎ込んでしまいます。
だから、甘えるつもりで勇気を出して話してみてください。
休息はしっかりとる
仕事のことが気になると、休日も休まる気がしません。休日はしっかりと気持ちを切り替えてゆっくり休んで。
燃え尽き症候群になってしまうのは、仕事を通して自分を極限まで追い込んでしまうことも原因に
なっています。
一度仕事から離れて、心身ともにリラックスできる日を作ってくださいね。あまりに酷使してしまって辛い場合は、転職も視野に入れてみるのも良いと思います。
仕事以外に夢中になれるものを
仕事ばかりに気が向くと、一日中そのことで頭がいっぱいになってしまいます。そうなると、オン・オフの切り替えもできず、燃え尽き症候群になることも少なくありません。
そこで「仕事以外に夢中になるものを見つける」ということをお勧めします。
趣味やスポーツでもいいですし、ボランティアやおいしい食事を楽しむ、なんていうことでもいいのです。
新しく何かを見つけることができれば「次の休日は○○しよう」「今度は○○を食べて気分転換しよう」などと励みにもなります。
急に趣味などに気持ちをシフトチェンジするのは難しいかもしれませんが、ちょっとずつでも自分の生活に仕事以外の潤いを与えていきましょう。
