やることが山積しているにも関わらず、なんとなくだらだら過ごした、しなくてはならないという気持ちばかりが先行してしまって結局何もできていなかったという経験はありませんか?
こうしたモチベーションをアップさせるためには、脳を騙す脳科学の裏技を使うことをおすすめします。
やる気の源であるドーパミンを放出させるためには、脳が喜ぶ報酬を用意する必要があります。
モチベーションを上げる最もおすすめな方法は自分にご褒美を与える
この報酬とは自分への簡単なご褒美を上げることです。
- 「作業が終わったら、少しだけチョコレートを食べよう」
- 「この目標が終わったら買い物に行こう」
など、自分のすべき目標を達成した後にすぐに行える簡単な「快」行動が、ドーパミンを放出させます。
このドーパミンこそが脳にとっては報酬になるのです。
目標を作る時には小さなステップアップから始めるようにすることで、「行動する→報酬をもらえる」というサイクルが増え、脳自身のモチベーションが上がるのです。
また、脳を騙す方法として集中できる音楽を聴くことも必要です。
音楽を聴くことで、周囲の雑音を遮断し、リズムに乗ることで時間軸を気にすることなく、自分に課した行動を遂行することができます。
脳は意外と単純!?
また、「これを聴いたら集中できる」という音楽を見つけておくことで、自分の脳を騙し暗示をかけ、モチベーションにつなげることができます。
アルファー波やシータ波を呼び覚ます音楽などもあり、こうした音楽を聴くことで、いつもとは異なる脳波を呼び覚まし、潜在能力に働きかけることも可能になります。
こうすることで、いつも以上の集中力を呼び覚まし、自分の持っている力以上の能力を発揮したり、集中したりすることができるのです。
しかし、このようにモチベーションを上げ、集中力を持続させるのは長時間行うことは難しいです。
脳は疲労し、疲労することでモチベーションや集中力が落ちてしまうのです。
ドーパミンが出る状態というのは交感神経が優位に立っている状態です。
効率よくモチベーションや集中力を持続させるためには、脳をリラックス状態にさせる時間も必要です。
ドーパミンを出し続けた脳を休ませ、副交感神経を優位にさせ、リラックスさせるためのホルモンであるセロトニンを出すことも大切です。
このセロトニンは、軽い運動やストレッチ、瞑想を行うこと、また良質な睡眠を取ることで分泌されます。
体内にあるサーガディアンリズムを正常にし、朝~夕方活動し、夜はしっかり体を休ませることで、モチベーションをアップさせ、集中力を持続させることができるのです。
モチベーションとテンションの違いとは?テンションを上げるメリット
次にモチベーションとテンションの違いを見ていきます。
モチベーションは冒頭でもお伝えしたように上げることで向上心や、やる気に繋がりますので、悪いことではありません。
さて、モチベーション・テンションと聞いて管理人が真っ先に思い出すのが、テニスの松岡修造さんです。
松岡さんはテンションもモチベーションも高い人です^^
ここではモチベーションとテンションの違い、モチベーションを上げる言葉・下げる言葉について解説していきます。
モチベーションとテンションの違い
まず両者の違いを簡単に説明すると以下のようになります。
テンション:心の気分や緊張感・瞬間
モチベーションは「やる気」や「達成願望」や「目的意識」に繋がっていきます。
瞬間的なことではなく持続継続が心のモチベーションになります。
辛い状況にあってもモチベーションが下がっているわけではなく、目的意識が高いからこそ辛い状況を自覚します。
テンションは下がっても、何かのきっかけですぐにハイテンションになれる一時的なものです。
目標があってテンションが高いわけではないので、瞬間で変わることのできる心の気分とも言えますね。
<モチベーションの事例>受験期のクラスでのモチベーション
- 保てる:勉強する仲間が朝や昼休みなどに机に向かって静かに勉強する姿勢が完璧にできている
- 保てない:どうせコツコツ勉強したって…とマイナス言葉が飛び交い、音楽をかけてダンスしている輪があったり、おしゃべりに夢中になる輪があったりで集中が途切れやすい雰囲気
意欲を持続継続する必要があるにもかかわらず、それができないとモチベーションが下がることになります。
<テンションの事例>学校でのテンション
- 上がる時:好きな人が目の前にいる時、見ているだけでテンションが上がる
- 下がる時:好きな人が恋人と一緒に楽しそうにしている姿を見た時にテンションが下がる
その時次第で、どうにでもなるのがテンションです。
テンションが下がっても瞬時に立ち直ることができますが、モチベーションが下がるとなかなか立ち直れないこともしばしばあります。
ではモチベ―ションが上がる言葉や下がる言葉の一例を挙げてみますね。
モチベ―ションUPの言葉
(松岡修造さん)
・本気になれば自分が変わる!本気になれば全てが変わる!
・何言ってんだよ、その崖っぷちが最高のチャンスなんだ
このまま紹介して行くと松岡修造さんの名言特集になってしまいそうです(笑)
モチベーションを高く持つと何かが変わる、変えられることが分かる修造さんの日めくりまいにちカレンダーが売れる理由がわかります。
モチベーションDOWNの言葉
(嫌味な感じ!こんな上司と一緒に仕事したくないですよね)・どんなに頑張っても君を雇う会社はないよ(頑張る意味がないの?)・この会社は職責がついても給料はほぼ変化ないし休日出勤が増えるだけだよ
(じゃあ頑張る意味ないじゃん!)
やはり人は褒められたい生き物です。認められたいのです。
言い方ひとつで時としてその人を奈落の底に突き落としてしまい、後々トラウマになることも十分考えられます。言葉は諸刃の剣だと思います。
特にそれが身近な親、担任教師、上司なら尚更です。
人を育てるには「褒めて、認める」ということですね。
こういう経験がなければ自己肯定感も育たないでしょう。

まとめ
テンションが下がった時は、好きなものを食べたり、好きな映画やテレビを見たりすることで回復します。
しかしモチベーションが下がると、目的意識を失い厄介です。
後輩や部下のモチベーションを保てるように、上手な言葉を選んで声をかけてあげましょう。
失敗ばかりに目を向けずモチベーションを保ち、上昇、持続させることができるように、自らが実践していきましょう。