脳科学とNLP 人の思考はパターン化されている?

誰でも実践できるNLP

 

NLPを理解すれば、行動や言動を見直し、自分の在り方を深く考えることができます。

 

私たちの行動や思考は、NLP的な観点から見ていくとパターン化されていると言われています。
どのようなことが影響しパターン化されていくのか。

 

様々な観点から見ていきましょう。

 

NLPとは何か

NLPとは、脳を最大限に使いこなすための、最新の学問です。NLPをマスターすると、脳の今まで使っていなかった部分が活性化し、自分の潜在能力を最大限に発揮できると言われています。その結果、人生そのものも大きく変わってしまったという人も多いようです。

 

人間は、日頃慣れ親しんだ習慣や癖を変えることが難しいと言われています。そしてそれが、根強い思い込みとして、脳内に残ってしまうのです。

 

脳内にこびりついた思い込みだけに基づいて行動するようになり、人生を停滞させてしまうのです。

 

更には、その思い込みによって、人間関係の問題や健康の問題までもが引き起こされることもあります。NLPでは、そのような思い込みを無理なく書き換え、脳内の情報を一新していきます。

 

考え方のベースが変わってくるため、日常の選択や人との接し方も変わっていき、人生そのものが、新しく前向きなものへと変わっていく効果が期待できると言われています。

 

NLPをメンタルトレーニングとして活用するには

先ほどもお話した通り、NLPとは、長年蓄積した思い込みを、書き換えるためのメソッドです。これを使い、ネガティブな出来事に遭遇した際に「折れない心」を作っていくことができます。

 

人は、ネガティブな出来事に遭遇すると、「悪いことが起きた」と落ち込んでしまいますね。この「落ち込み」が、更に心を弱らせてしまい、物事がどんどん悪い方向に行ってしまうことがあります。

 

それによって、知らず知らずのうちに、メンタルが弱くなってしまうのです。

 

そこで、NLPの「思い込みを書き換える」という手法を取り入れてみましょう。

 

ネガティブな出来事が起きた時、それを「悪いこと」だととらえてしまうのはなぜでしょうか。これは、「こういう出来事は悪い出来事だ」という思い込みから生まれています

 

でも、起きた出来事が、「一見すると悪い出来事に見えるけれど、良い結果に行くための通過点に過ぎない」と考えると、出来事に対する見方が変わります。

 

このように、思い込みを少し書き換えるだけで、気持ちが前向きになります。そして、色々な出来事が起きるたびに、「より良い方向に行くために、この出来事がなぜ起きたのか」と考えるように練習してみましょう。

 

いつの間にか前向きな気持ちが定着し、メンタルが強化されていきます。

 

NLPをビジネスマインドに活用するには

NLPで、自分の中に蓄積した思い込みを書き換えると、仕事の質も変わってきます。

 

例えば、仕事に対してネガティブな思いしかもったいなかった場合、思い込みを変えることで、仕事への向き合い方が変わります。仕事への情熱を取り戻したり、判断力や決断力が強化されたりする効果が期待できます。

 

また、仕事に対するネガティブな思い込みが書き換わることで、仕事中、発する言葉も変わってきます。前向きで建設的な考えを述べられるようになり、プレゼンや会議にも役立つ効果が期待できます。

 

人間の行動・思考はパターン化されている?

私達の生活は、パターン化されたことの繰り返しなのをご存知ですか?どんな小さなことでも、紐解いていくと「あ、いつもこうやってやってる!」と気づくことでしょう。

 

例えば、

  • 毎日朝ご飯を食べる
  • 決まった時間に会社に向かう
  • 1日30分読書する
  • お風呂では必ず頭から洗う

これらはすべてパターン化されていると言って良いと思います。

 

パターン化とは、習慣化された行動

普段の何気ないちょっとした動きや思考にも、パターン化が働いていると言えます。

 

初めてのことを経験するとき、緊張したり意識を集中させて取り組んだりしますよね?でも慣れてくると、何も考えなくてもスイっとできてしまう・・・これは行動が習慣になっている=パターン化されたということになります。

 

思考もパターン化?

こうやって見ていくと、毎日の行動にパターン化されているものをいくつも見つけることがでいます。そして、行動だけではなく、思考もパターン化されています。

 

例えば、毎日会社で上司に言われる言葉

「ここまでよくやった」
「頑張ってるな」
「ありがとう」

などと言われたら、あなたの気持ちはどうでしょう?

 

どんな人でも褒められたり労ってもらうのは嬉しいですし、もっと期待に応えようと努力も続けていくでしょうね。

 

しかし、

「今まで一体なにをやっていたんだ?」
「出来ないにも程がある」
「お前は邪魔な存在だ」

などと言われたら、どんな人でも大きく傷つき、萎縮してしまうはずです。

 

褒められながら過ごす環境と、いつも叱られて否定された環境では、パターンが大きく変わっていきます。

 

投げかけられた言葉は、自分の中に取り込まれ、自分の行動や言動に影響が出てきます。いつもイヤなことばかり言われていたら、自分を責める言葉を自分に掛けてしまうのです。

 

その行動がパターン化されて、自分像が出来上がっていくのです。自分が発した言葉や行動だけではなく、他人から言われた言葉が自分のパターン化に大きく影響してくる。

 

私たちも誰かに投げかける言葉や行動が的確なのかどうか考えてしまいますね。

 

わたしたち日本人が好むドラマのパターンもある

国によって、仕事や趣味・嗜好・人気のあるものなどが異なります。この狭い日本国内でも、地方によって毎日の食卓に並ぶものや季節の行事などが大きく違いますものね。

 

日本のドラマは海外でも大きな人気を博しています。何気なく観てしまうドラマですが、日本のドラマには日本人が好むパターンが生かされています。

 

どんなパターンが好きなのか、ドラマを通して日本人の考え方を見ていきましょう。

 

多様性のある内容

サスペンスだけが人気、恋愛だけが人気、ドロドロの愛憎劇が人気など、海外では地域によってドラマの人気に偏りがあるようです。

 

日本ではどうでしょう?

 

新聞のテレビ欄を見ても、実に多くのドラマがあり、ジャンルが多様です。

 

  • どんな小さなことも解決する刑事もの
  • 俊敏な女弁護士が活躍するもの
  • ハートフルな家族もの
  • キュンとなる恋愛もの
  • 部活を通して友情を深める学園もの
  • 会社の悪い上司に立ち向かってスカッとするようなもの

など、とにかく色々なジャンルを網羅しています。

 

感情移入できる内容

視聴者が共感し共鳴して、ドラマを通して色々な体験をすることができるのも日本のドラマの魅力でしょう。細部までこだわったリアイティ溢れる内容は、日本ならではのこだわりだと感じます。

 

決して飛躍しすぎた内容ではなく、日常で体験しているような感覚を与えてくれるのです。

 

違うジャンルを多く楽しめるということで、「今日は〇〇、明日は△△を観る」というふうに
テレビ大好きな人も多くいますよね。

 

放送のスパンがだいたい決まっている

どの連続ドラマにも言えることは、「放送するスパンが決まっている」ということ。

 

春のドラマは4月~6月、夏は7月~9月、というふうにだいたいの連続ドラマは一部を除いて3ヶ月の放送。

 

1つのドラマは10~12回の放送になりますね。だらだらとした展開より、例えば、幸せだったヒロインがひどい目に合い逆境に立ち向かうものや真犯人を追っていくスリル溢れる展開など起承転結のはっきりした内容がドキドキ感を高めていきます。

 

この短い間に色々な要素を盛り込んで、視聴者を惹きつけていくのです。

 

また、通常版のほかにスペシャルで2時間特別放送があったり、映画版ができることも。一度終了したドラマも、スペシャル版を熱望するファンはいっぱいいます。

 

他の国ではあまりないことなので、これは日本のドラマのパターン化と言えますよね。

 

音楽も重要なポイント

その回のクライマックスなど、視聴者が特に魅入る場面には必ずと言っていいほどシーンに見合った
音楽が使われています。

 

これはどの国でも同じだと思いますが、日本の音楽は特に力が入っているいうに感じます。主題歌や挿入歌がヒットすることも少なくないので、ドラマの影響って大きいんだなと痛感しますね。

 

ストーリーや背景が違えど、日本人が好むドラマは起承転結がはっきりとあるもの・感情移入できるものだと考えられます。

 

この現象も、パターン化されてると言えるのではないでしょうか。観ていて気持ちが盛り上がるようなドラマは、毎日を楽しいものにしてくれますね。

 

認知言語学にも注目しよう

認知言語学」と聞くとなにやら堅い感じの言葉に聞こえますね。

 

簡単に説明すると、人間の認知能力には同じもの・ことを見ているのにそれぞれ捉え方が違ったり、焦点を当てる部分が異なると表現が変わることなどを言います。

 

例えば、「○○百貨店でのケーキフェスタでの来場者が1500人でした」という文章。これは来場者数に焦点を当てています。でも「○○百貨店のケーキフェスタは1500人のお客様を集めた」と書き換えると、ケーキフェスタに焦点が当たります。

また、電車に乗っていて目的の駅にそろそろ到着する場合

「そろそろ目的の駅が近づいてきた」と「そろそろ駅のホームが近づいてきた」では捉え方(表現の仕方)が違いますよね。同じ出来事を味わっていても、焦点をあてる部分で、表現が大きく変わります。

 

買物をする場合にあらわれる現象

家族に「バターを買ってきて」と頼まれたとします。バターは実に多くの種類が販売されています。果物がトッピングされたもの、製菓用、高級感溢れるものなどが店頭に並びますよね。

 

でもあなたは「バターを買ってきて」と頼まれたら、自然と「いつも使っているもの」を手に取ることでしょう。言葉が短縮されていても、それを自然に行なってしまうはずです。

 

たくさんあるバターの中から、いつものを選ぶ。「バター」を本来より狭い意味として捉え、パターン化したものを選ぶ。

 

これは、NLP的な視点から見ても人間はパターン化された行動をしているのです。

 

人間の思考もパターンも、パターン化されているということが分かりましたが、そのパターンは相手から受ける言葉などからの影響を大きく受けるのです。良くも悪くも、あなたのパターンを決めていくのは、そのような経験です。

 

また、日頃何気なく観ているドラマにもしっかりと日本人の好きなパターン化が取り込まれて
いました。NLPを通して国民性や自分の生活を見ていくのも面白いですね。

 

 

このような性質を捉えてNLPを書き換えるプログラミングは、過去のトラウマを浄化させたり、セルフマインドを上げるのに適していると思います。

 

ただ、こういったセミナーはプロの心理カウンセラーを目指すものなので高いです。20~30万円ってのはざらですね。

 

そこまで本格的なモノは不要で自分でセルフコーチングをしたい人にとっては、さすがにこの金額だと引いちゃいますよね^^;

 

本から学ぶのも有りです。ですが、基礎知識は学べても、もう少し深く学びたい人なら本では少々物足りないとも思います。

 

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セミナーより安いとは言え、99,800円とこちらも安くはありません。実際の2日間のセミナーを収録したモノになりますので、かなり本格的に学べますが、興味本位で手に取る金額ではないですよね。

 

ただ、元々NLP自体がビジネス心理学ですので、ビジネスでも大いに活用できます。営業、上司、部下との人間関係など様々な場面で役に立ちます。

 

ただ、NLPプラクティショナーの資格を得ることはできないので、

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