相手を許し自分を許すと潜在意識のパワーがアップする!

 

引き寄せの法則をスムーズの発動させるカギは、「許し」であると言われています。

 

これには、

  • 他者を許すこと
  • 自分自身を許すこと

の両方が当てはまります。

「許す」という行為は、潜在意識をパワーアップさせることにつながると言われています。

 

その結果、潜在意識にスムーズにアクセスしやすくなり、引き寄せが発動しやすくなるのですね。

 

 

ここでは、「許し」と引き寄せ法則との関係について、詳しくお話していきます。

許すとは過去への執着を手放すこと

 

そもそも、「許す」という行為は、なぜ潜在意識をパワーアップさせるのでしょうか。「許す」という行為は、言い換えると、「過去への執着を手放す」という行為です。

 

例えば、過去に嫌な人に遭遇し、嫌な思いをしたとしましょう。その時私たちは、相手に対して、「許せない」という思いを抱きますね。その嫌な思いが大きければ大きいほど、「許せない」という気持ちも増幅すると思います。

 

その思いを1度でも抱くと、私たちは、「許せない」という思いから逃れられなくなります。これはつまり、「過去に遭遇した嫌な人・嫌な出来事を忘れれらない状態」であると言えます。

 

もっと言ってしまうと、「過去を握りしめたまま、手放せない状態」であり、これぞ正に「執着」です。

 

この状態のまま引き寄せの法則を発動させようとすると、「さらに嫌な出来事を引き寄せる」という結果が待っています。

 

引き寄せの法則は、「自分の内側の状態がそのまま現実化する」ということが鉄則でしたね。なので、過去の嫌な記憶を手放せないままだと、内側の状態が、重くネガティブな状態になります。

 

 

その結果、今の自分の状態と同じような、「重くネガティブな出来事や出会い」を引き寄せてしまうのです。でも、ネガティブな思いを手放せば、内側の状態が大きく変化します

 

内面が投影されることで現実が起きる 今の私は自分が作り出したモノ
内面が投影されることで現実が起きるということは、つまりこういうことです。「今の私は自分が作り出したモノ」です。関連づけをしてはいけません。

 

もちろん、いきなり全ての執着を一気に手放すということは困難です。しかし、「手放す」と本気で決め、その努力をすることが大切なのです。

 

たとえ時間がかかったとしても、それに本気で取り組んでいるうちに、内側の状態が少しずつ、確実に変化するからです。それに伴って、引き寄せる出来事や出会いも、徐々にポジティブなものへと変化していきます。

 

そして、最終的に内側の状態が完全にポジティブな状態に変わった時、「ポジティブなものばかり引き寄せるようになった」と気づくでしょう。

 

 

過去が許せないとき

でも、どうしても過去を許せないという時は、無理をして許す必要はありません。無理をしてしまうと、内側が「圧迫されているような、つらい状態」になります。

 

その状態だと、益々自分を追い込んでしまう現実ばかり引き寄せてしまうでしょう。

 

このような時は、1度自分に優しく寄り添い、「そうか、つらいんだね」と語りかけましょう。この「自分に寄り添う」という作業を地道に繰り返していると、自然に過去を許したくなりますよ。

 

自分を許すってどういうこと? 意味がわからない

さて、ポジティブな引き寄せを発動させたいという場合、他者だけでなく、自分のことも許す必要があります。でも、「自分を許す」という行為が具体的にどのような行為なのかが、少しわかりづらいですよね。

 

「自分を許す」ということは、「ありのままの自分を、良い・悪いとジャッジせず、そのまま受け止める」ということです。つまり、今この瞬間の自分の良い面も悪い面も、全て直視するという行為です。

 

実は、「自分を許す」ということは、思った以上に難易度が高いため、ここで挫折してしまう人も多いようです。

 

挫折する人のケース

挫折する人の場合、大きく分けて2つのケースがあります

 

1つめのケースは、「自分を卑下しすぎて、良い面を素直に受け入れられない」というものです。

 

よく、人から褒められた時、「そんなことないですよ」と打ち消してしまう人が、このタイプに当たります。

 

自分の良い面をそのまま受け止められず、自ら否定してしまっているのですね。つまり、「自分は本来、素晴らしい存在なのだ」ということを認めることに、許可を出すことができないのです。

 

これでは、「私は大したことのない人間だ」という現実ばかり引き寄せます。

 

2つめのケースは、「必要以上に自分を過大評価してしまう」というものです。

 

例えば、つい自慢ばかり連発してしまう人や、主張が強すぎる人などがこのタイプに当てはまります。これは、「自分の短所に目を向けようとせず、長所ばかりを誇張している」という偏った状態です。

 

このタイプの場合、「短所=悪いもの」という思い込みが強く、悪いものから逃げようとする気持ちが起きてしまうのですね。これも、「自分と向き合う」「自分を直視する」ということに許可が出せていない状態です。

 

そして、偏った内面状態と同じように、偏った人間関係やコミュニケーションを繰り返すようになります。その結果、「起きなくても良い問題ばかりを引き起こす」という結果に繋がります。

 

まとめ

これらのことからわかるように、「自分を許す」とは、「ジャッジせずに自分を直視し、受け入れる」という行為なのです。

 

決して、「わがまま放題に振る舞うことを許す」ということではないので、勘違いしてはいけません。本当の意味で「自分を許す」ということは、実はとても勇気がいることです。

 

でも、ポジティブな引き寄せを発動させたいのであれば、勇気を出して、自分を許すことが不可欠になるのです。