
ずっと貧乏な人生を過ごすよりも、ある程度満足する収入があるほうが、生きやすいですよね。誰にでも富を得る権利があります。その権利は平等です。
「お金がなくても幸せ」「お金がありすぎると人生が狂う」という言葉も聞くことがありますが、
お金があることで様々なことに挑戦できたり、そのおかげで成長することができたり、お金が
あったからこそで成功することもたくさんあります。
富を得る権利は平等だと言いますが、お金持ちになるためへの秘訣はあるのでしょうか?「お金持ちになる科学」からその秘訣を探っていきます。
「お金持ちになる科学」とは?
まず始めに、お金持ちになるための秘訣を説いた本をご紹介します。約100年前の古書でありながらいま現在愛されている本であり、たくさんの人々がこれを実践し、成功していると言われています。
本の名前は「お金持ちになる科学」。
100年もの間一部の人にしか知られなかったもので、100年前の当時にその一部の人々が本を読んだ後にお金持ちになるための行動を起こし成功したようです。そして、100年の時を経て現在世界中に愛読者が溢れています。

「ザ・シークレット」の著者であるR・バーンは、人生でとても苦しい時期を過ごしている時にワトルズの本を送られ、たくさんの気づきに出会ったと言われています。
きっとワトルズの本を読むことで、救われたのでしょう。その証拠に「ザ・シークレット」の中にも、彼の本のことが書かれています。
「お金持ちになる科学」の作者について
では、この本の著者であるウォレス・D・ワトルズの生い立ちを見ていきましょう。
ワトルズは、約150年前にアメリカで誕生しています。教育をほとんど受けておらず、小さなころからとても貧しい生活をしていたようで、苦労も多かったようです。
しかし、ただ’貧乏という現実’を受け入れるだけで終わるような考えはもっていませんでした。自分の辛い状況を脱出するべく、様々な宗教書や哲学書をを読み漁り、知識を身につけていきます。
そしてその本たちの中に現実を変えるためのヒントをいくつも見つけたのです。それが、彼が引き寄せの法則に気づいたきっかけでした。
お金持ちになるための引き寄せの法則
お金持ちになるための引き寄せの法則を提唱したワトルズですが、では実際どのようなことをすれば良いのでしょう?
ワトルズが提唱した理論を紐解いていきます。
お金持ちになるイメージを膨らませる
ただやみくもに「お金持ちになりたい!」「お金に困る生活をしたくない!」と口に出すのではなく、イメージすることが大事とワトルズは解いています。またそのイメージする時間は、長ければ長いほど良いようです。
ワトルズは、早くお金持ちになりたい場合は空き時間をすべてイメージすることに集中することを勧めています。イメージを膨らませて思考を投影させることで、現実にすることができるというわけです。

「ザ・シークレット」の著者であるR・バーンがこれを元に執筆したので、まさに「引き寄せの法則」そのものです。さっそく今からでもできますよね。
自分に与えられた恵みに感謝する
人・モノに対する感謝の気持ちは、引き寄せの法則を発動させるための基本的なことでもあります。その気持ちを存分に使いましょう。
引き寄せの法則は「肯定的」でありこれから起きてほしいことを叶ったこととして、思考に叩き込み現実にしていきます。
ですから、
- これから叶えたい夢や目標
- 手元に欲しいもの
などを、すでに叶えた(手にした)こととして心から感謝しましょう。
叶った(手にした)ことを大きくイメージし、夢と現実を一体化させていくことがポイントです。
意識レベルを変える
自分が豊かになっていくためには、コツがあります。
それは、
- どれだけ強い決意や信念があるか
- 夢や目標の具体的で鮮明なイメージ
- 感謝する気持ちの大きさ
です。
このコツをこなしていくには、意識レベルを変化させていくことが必要です。今までと同じような考えでは、夢は叶わないし、お金持ちになることも幻で終わってしまいます。
お金持ちになりたいという目標にフォーカスして見てみると、
- お金持ちになりたいという気持ちだけを持ち、恐れを捨てる
- 自分がお金持ちになった時のイメージを具体的に描く
- お金持ちになれたことに感謝する
これらの意識を強く持ちましょう。
ワトルズが提唱する5つの行動とは?
引き寄せたものを受け取るためには、行動することが大事だということを謳っています。やはり、思っているだけでは望みは叶わないということです。
では、その「行動」とは、いったいどのようなものを指すのでしょう?
確かな行動をしなければ結果は出ないので、慎重に取り組むことが大切になります。しっかりとポイントを押さえていきましょう。
①仕事に全力を尽くすこと
どんな仕事でも、与えられそれをこなすことができる現実があるということは、とても幸せです。不平不満は時にはあるでしょうが「仕事がある」という現実に感謝し、全力でこなしていきましょう。
もし今、生活のために好きでもない仕事をしていたとしても、イヤイヤ取り組むよりも「これを頑張ったらステップアップにつながるから頑張ろう」「将来のために今精一杯やろう」と思うだけで、やる気がアップしませんか!?
②豊かになることへの決意
私たちは、今までと環境が大きく変わることは少々苦手かもしれません。現状維持で満足している人も多くいます。そして、お金持ちになりたいと口では言いながらも恐れている場合もありますよね。
環境・立場が変わることは時にはとても勇気がいることです。お金持ちになりたい・お金持ちになるという決意は、恥ずかしいことではありません。
③その日ことはその日のうちに
今すぐできることを、先延ばしにしていませんか?
今できることは、その日のうちにこなしていくことは、幸せに近づくために必要な行動だと感じました。
④行動一つ一つを成功させる
行動一つ一つを成功させていくことは、富が近づくチャンスです。
何かに取り組んでいるときに、ほかの事にも気を取られてしまうことはよくありますが、しかし、その時今までしてきたことを中途半端に置き去りにするのではなく、そちらを先に優先して終わらせてください。
それから次のことに進んでも、遅くはありません。
⑤すべての人々へ価値を与える
「あの人だけお金持ちでずるい」「私には幸運へのチャンスが全然訪れない」こんな風に思ってしまうことは誰にでもあります。
でも富を得る権利やチャンスは、平等です。
それをうまく使いこなすことができれば、ワトルズのように辛い現状脱出をできるかもしれません。どんなに貧乏でも今とてもお金に困っているとしても、富を得て心も豊かになることは夢ではありません。
誰かが富を独占しているわけではないのです。
自分がもしお金持ちになれたら、誰かにその幸せをおすそ分けすることも、これから先の人生を良いものにするためのきっかけになります。
また、お金持ちになることが幸せのすべてではありません。人は皆お金よりも、もっと価値のある才能を持っています。気がつかないだけです。
それを思い出しその能力を生かして周囲と関われば、豊かな人間関係を生み、富を得るチャンスを掴むことも夢ではありません。
まとめ

ワトルズはいくつかの引き寄せの法則の本を遺しています。しかし彼はお金持ち=幸せという定義だけで話を終わらせているわけではありません。
意識を変えること、努力すること、行動することを通して、富だけではなく様々なことを得られるという可能性を教えてくれています。
引き寄せの法則を発動するには、思いだけではなく行動を起こることが大切だということにも気づかせてくれます。
その本当の豊かさに気づいたときに、富を得ることができるのかもしれません。