スポーツや勝敗を決められる世界の人が良く口にする「勝ちパターン」という言葉があります。
この勝ちパターンにはもちろん技術の勝ちパターンもありますが、勝負の世界で生きている人たちは、その日一日の過ごし方を含めて勝ちパターンという場合があります。
よく聞く「勝負下着」や「ジンクス」も勝ちパータンの一例です。
人生において「今日は物事がスムーズに進んだ」「良いことばかりが起きた素晴らしい一日」という日もあれば、「一日何もできなかった」「嫌なことばかりが起きた一日だった」という日もありますよね。
仕事だけでなく一日の進め方の中にも「勝ちパターン」と「負けパターン」があるのです。
スポーツの世界だけでなく、FXや株を行っている人は、データを取ったり、自分の投資の勝ちパターンと負けパターンを分析し、勝ち続けられるようにしているのです。
私たちは日々勝負の世界に生きているわけではありませんが、毎日充足感を味わうためや自分自身の将来を叶えるための成功率を上げるためには、この勝ちパターンと負けパターンを知る必要があります。
勝ちパターンとはどのようなもの?負けパターンとは?
勝ちパターン一例
- 例えば
- 朝早く起きられた
- 朝から計画を立て、段取りを組んだ
- 計画通りに進むように時間配分を考えた
- 毎日こなすルーティンを優先順位通りに遂行した
- 苦手なものから進めた
- 時間がかからないものから先に進めた
- ゆっくり風呂に入って疲れが取れた
- 11時に就寝できた
など日々の生活の中での行動の勝ちパターンを見つけることで、毎日が効率よく回るだけでなく、自分が求める理想像にも近づきやすくなります。
ダイエットをしている人であれば
- 朝5時から5キロ走れた
- 筋トレが3セットできた
- 水分をたくさんとれた
- おやつをセーブできた
- 野菜がたくさん食べられた
などでも良いでしょう。
このような勝ちパターンの積み重ねによって自分の目標が達成しやすくなっていくのです。
負けパターンの一例
反対に負けパターンというものもデータ化しておく必要があります。
例えば
- 前夜遅くまで起きていたから、寝不足で一日眠い
- いつもより遅く起きてしまったから、朝あわただしかった
- 家事がいつもよりはかどらず、午後まで時間がかかった
- 突発的なことが多く、仕事がスムーズにはかどらない
- ミスが多く、クライアントにお叱りをいただいた
- 深夜まで残業することになってしまった
- 疲れているのでシャワーで済ませた
- 夕食を食べる時間が取れないから、カップ麺で過ごした
- 夜寝る時間が遅くなった
など自分の生活で上手くいかなかったときのことを記録しておくと負けパターンがはっきりします。
勝ちパターンで過ごすことで気分も上がり、成功率もアップ
勝ちパターンや負けパターンが明確化することで、勝ちパターンをより意識した行動がしやすくなります。勝ちパターンが増えることで成功率が上がり、自信や余裕が生まれやすくなるのです。
反対に負けパターンは、上手くいかなかった結果だけでなく、不快な気持ちを抱き、ネガティブな感情や思考へと発展しやすくなります。
このネガティブな感情を持つことで、「どうせ自分は上手くいかない」という自己否定につながりやすくなったり、「また失敗したらどうしよう」という不安な気持ちにさせ、結局失敗してしまったという結果の連鎖が起こりやすくなるのです。
成功している人は常にポジティブ思考で活動しており、前向きな考えや行動が成功に結び付きやすい環境を生み出します。
さらに勝ちパターンで過ごすときに感じる爽快感や「嬉しい」「楽しい」という快の感情も大切です。
勝ちの感情をしっかり味わっておくことで、勝ちパターンをイメージする際には感情もいっしょにイメージしやすくなり、より一層成功する確率も高くなってくるのです。
上手くいくこととそれらを積み重ねることで自分の理想に近づくことをイメージしやすくなります。上手くいったときの感情もいっしょにイメージすることでより一層臨場感を持って成功しやすくなるのです。