
現状を潜在意識に働きかけても、変えられるモノと変えられないモノがあります。すべての思いを受け止めて、それらを叶えていけるというわけではないんですよね。
よく考えると、強く思っているはずなのに、物事が好転しないこと、ありますよね。これって、なぜなのでしょう?
疑問に思っていると潜在意識の得意なことと、苦手なこと、いったいどんなことがあるのかがとても気になりました。そこで変えられるモノ・変えられないモノを調べてみました。
結論から先にお伝えすると、良くも悪くも思い込みは捨てた方がいいよ、ということがわかりました。自分の思いを潜在意識に届ける時の注意事項として良かったら参考にしてください^^
潜在意識が得意とすること
まず潜在意識には、得意なことがあります。未来を大きく変えてくれたり、自分のポテンシャルを高めてくれるというケースには、自身の向き方次第で効果を発揮してくれます。そしてその逆もまたあります。
ここでは潜在意識の得意なことを理解し、潜在意識を味方につけて未来を明るいものにしていくための方法を探っていきます。
思い込みが現実に変わると意識変容が起きる
自分の中に「こうなるだろう」という思い込みがあり、それが叶った時は自分自身への自信につながっていきます。
たとえば、「高いけれど、この洋服が絶対欲しい!自分の手元に来てくれるように願おう」と思ったとします。潜在意識で願えば叶うと謳っているマーフィーの法則では、この願望は叶うという考えですよね。
その物が既に自分の元にあるという肯定の気持ちで願うわけですが、この願望が叶った時には「やっぱり願えば叶うんだ!」と自信が付きます。そして、願いが叶ったことで幸福感・達成感などでいっぱいになり、心が満たされます。
その場合は大きな失望感を味わい、「願っても叶わなかった」という悲しみや怒りも覚えるかもしれません。
思い込み法則の落とし穴には注意
「叶った」場合も「叶わない」場合も、思い込みの法則を生み、自分の身体に染みつきます。そして、自分の強い思い込みによって、これから先ずっとこのパターンを現実に繰り返していきます。

プラス、マイナス、どちらの流れに乗るかはあなた次第ですが、どちらにしましても思い込みの法則は、自分の周りで現実化していきます。
思い込みが強ければ強いほど、まだ起きていないことも本当の出来事として認識してしまい、錯覚の世界を作っていってしまう…。
もしそれが自身にとってマイナス要因が強いのであれば、負の連鎖反応であり、予期不安現象ということになります。
しかし、しかしですよ、願いと真逆のことばかりパターン化した出来事が起きると、さすがに「あれ?これはもしかして自分の感じ方マズい!?」と何かの拍子に気づいたりもします。
気づいたら方向修正です^^
いくらでも修正は可能なんです。
ルーティン作業で潜在意識を強化する
行動をルーティン化してげんかつぎのように「これをしてから取り組むと成功する!」というポジティブな思いで潜在意識を高めていくことって何気なくやっていませんか。
たとえば大相撲の力士の中には、取り組み前に土俵に塩を大量に蒔く関取がいます。これは、私たち観戦者から見ると一種のパフォーマンスのように見え迫力があって楽しみな動作ですが、その力士本人は取組前に自分を奮い立たせる大切なルーティンです。
塩で土俵を清めるだけではなく、自分のこれからの取り組むを「勝ち」に導く動作なのです。
またわたしたちも大切なプレゼンの際に勝負服を身に着けたりと、自分の気持ちを前向きに勝利へ導いてくれるような儀式をしませんか!?
管理人も大切な出来事に取り組む際は、何かしらげんかつぎをしていますね^^;

これをやるのとやらないのとではモチベーションも違ってくるし、それで良い結果が出れば根が単純なので「あの動作のおかげだ」なんて思ってしまいます(^^;)
この動作をして良い結果を過去に残したことが、心に刻まれている証拠ですね。もし仮にこのルーティンを忘れてしまって、結果が悪かった時は「やっぱり、あれをやらなかったからだ」と残念に思うことでしょう。
でも、これも思い込みです。実際はそんなことは、関係ないと思います。しかし、確実に潜在意識の中では変化が起きています。一つ一つの行動が潜在意識を呼び起こし、成功へとつなげてくれているのですから。
自分が好きなことは潜在意識も好き
誰でも楽しいことが好きです。好きなことだと、少しくらい忙しくてもすぐに行動に移せますし、苦になりません。実は潜在意識も楽しいことが好きです。
たとえば、いま自分がダイエットしているとします。「運動は苦手だけどとにかく痩せたいから我慢している。実は面倒」と思うか、「痩せたくて運動を始めたけど、毎日の生活にメリハリができたから嬉しくてこの時間が楽しみ」と思うかで変わるでしょう。
潜在意識はどちらを喜ぶでしょうか?もちろん、後者ですよね^^
物事にマイナスなイメージを作ると「また失敗してしまう」と無意識に思い込み、どんなに努力しても成功しません。潜在意識は、自分自身が喜ぶことを好きでいてくれています。
何より本人がポジティブな思いでいることができ、ワクワクすることを、潜在意識も応援してくれています。
潜在意識が苦手とすること
一方、潜在意識には得意なことがある代わりに、苦手なこともあります。潜在意識が変えられないモノが何か見ていきましょう。
義務感だけで克服
潜在意識というとても大きく頼れるパワーがあるのに克服できないのは、なぜなのでしょう?
ひょっとしたら心底には「別に克服することを必要としていない」「義務感だけで克服しよう」と思っている自分がいたとします。
ちょっとわかりにくい説明ですが、たとえば、「今年中に彼氏を作らないとヤバイ」と思っています。自分では「彼氏が欲しい」と思っているかも知れないけど、別に今年中に彼氏が出来なければどうにかなるわけではありません。
自分の気持ちでは克服したいと思っているけれど、潜在意識下では克服する必要はないということがわかっています。そう!義務感だけでは克服はできません。
自分で勝手に「これは克服しなければ」と思ってしまっていることは、紐解いていくと自身にとっては不要なことなのかもしれません。それを潜在意識は汲み取っているということです。
本当の自分はそれを望んでいない
また、何か苦手なことを克服しようと思っていても克服できないときは「自分の努力が足りないのか」「自分にはそういう才能がない」と思って諦めてしまいがちです。でも、実際はそうではないのです。
克服しようと思っていることがあるのに、その気持ちを邪魔してくる自分の考えが根っこにあるとすればどうでしょう。

たとえば「自分にはできっこない」「どうせ無理」という考えが心のどこかにあるとしたら、自分が叶えたいと思うことが潜在意識まできちんと届かず、克服などはできっこありませんよね。
本当の自分は、それを心から望んでいないということなのですから。そしてその思いは自分の本音であり、願望を叶えたいと思いつつも、どこかでそれを怖がっていたり不安に思っているという証拠でもあります。
変化することをイヤがる気持ちがある
「自分が好きなことは潜在意識も好き」ということをお話ししました。自分の心が楽しい・好き・続けたいと思うと、潜在意識も一緒に喜んでくれるような感じです。
でも潜在意識は、新しいステップへ向かうのを嫌う一面もあります。安定して平和なこの現状を、また変えてしまうということに抵抗があるのです。
- 仕事を変えたい
- 気の合わない友人と付き合いをやめたい
- 引っ越したい
など、自分の人生が少しずつ変わるような行動に踏み込まないようにブレーキを掛ける時があります。潜在意識は時にとても臆病な面を持っています。
まとめ
潜在意識に働きかけて思いを叶えるには、どんなことも大丈夫なのかと思っている人も多いでしょう。しかしそこは、自分の考え方ひとつで、プラスにもマイナスにも状況が変わってきます。
- 自分が好きなこと
- 成功のためのルーティン
これらは自分の気持ちも高まるため、思いが届きやすいです。
しかし、
- 自分が好きではないこと
- 本当は叶えることを躊躇していること
これに関しては、潜在意識はとても苦手です。
自分の思い込みをまず変えていくことが、潜在意識を動かすきっかけになります。そして、潜在意識で変えられるモノ・変えられないモノを事前に理解しておくと、願いを叶えたいときの自分の意識の持ち方も変わってきます。

潜在意識は善悪の判断はできません。思想家のエマーソンも言っています。「その人が一日中考えていることがその人である」のです。日々思っていることが、あなたそのものなのです。