人は正しく生きなくてはならないという反面、世の中には正しく生きることでつらくなる人や楽しく楽に生きている人も存在します。
この相反する人の大きな違いは「楽しくすごしているか」どうかです。
「~ねばならない」「・・・べき」という考え方に執着
このような考え方に固執することで、できなかった自分を否定したり、自分自身の結果に失望したりすることもあるのです。
また、自分が決めた予定やルーティンを守れなかったことで、「自分はダメな人間だ」「こんなことができないなんて」と自分を追い込んでしまうこともあります。
こうした考えを持っていたり、「100%こうでなくてはならない」と考えることで、自分自身を苦しめ、そのルールに反することで自分を許せなくなったりすることもあるでしょう。
考え方を緩めて、人生を謳歌しよう
もちろんルーティンが決まっていることで、行動しやすくなるというメリットもあるのですが、そこに捕らわれ、突発的な出来事や想定外の出来事が起きるとイライラしたり、できない自分を責めたりするようになっていきます。
ある程度のルールを設けて「できなくてもいい」「こうでなくても良い」と緩めることで、思考が緩み、フレキシブルな感覚を持って生きることができるようになります。
正しく生きることは素敵なことですが、長い人生正しく生き続けることよりも楽しく生きた方が数倍人生を謳歌できると思います。
「できなかったこと」にフォーカスを当てて自分を責めるのではなく、少しでも「できたこと」にスポットライトを当て自分で自分を褒めることで、自分の気持ちをおおらかに保つことができます。
毎日のルーティンワークなども自分の心地よさを優先し、ゲーム感覚で楽しくおこない、できたことやできるようになったことを褒めることで、自分を肯定し、生きることが楽しくなってきます。
小さな進歩や達成感を味わうことは、完璧主義や正しく生きねばというルールを守ること以上に、素晴らしいことなのです。
他人にも厳しくなってしまう完璧主義者
正しく生きている人は自分のルールに捕らわれていることから、他人にも厳しくなったり、ルールから外れてしまうことが大きなストレスにもなってしまいます。
自分で決めたルールを守ることを辞めることや、人に対して完璧を求めないこと「できなくても良い」「できないと思っていたらできた」という感情を持って生活することが大切です。
でも、そのようにストイックに取り組んでいても、つらくなるばかりで結果が見えないと自分を責めてしまいます。
ダイエットに成功する人は、週に1度、ケーキを食べるご褒美を用意している、好きなものを思い切り食べてよい解禁日を設けている人ほど長続きし、成功もしやすいのです。
時には緩める時間や自分へのご褒美で楽しく生きよう
緩める時間を持つことや、自分へのご褒美を持つこと、「できなくてもいい」という自分への許しを持つことで、楽しく生きることができるのです。
完璧主義やストイックに生きている人は素晴らしい反面、危うさも持っています。
そうしたルーティンや決まり事が自分のすべてになっている人は、それらができない環境や出来事に遭遇したときに対処方法が見つからず、感情的になったり、自分を責めてしまったり、また柔軟性を持って対応することが難しい場合があります。
楽しく生きることは、自分自身が楽しいだけでなく、周囲も楽しませようという余裕すら生じてきます。
正しく生きることよりも、楽しく生きるという思考へシフトすることで、考え方や行動、ひいては人生そのものが豊かになっていくのです。