
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」
高校生である主人公が車を改造したタイムマシーンに乗って、自分が生まれる前の世界やこれから過ごす未来に飛んでいく夢のあるSF映画です。
第1作目からは35年も経過していますが、いまだ多くの人に愛される内容となっています。
劇中でのタイムマシーンでの移動は、私たちを虜にしましたよね。時空を旅するなんて、夢みたいな不思議な内容にドキドキしたものです。
「自分もタイムマシーンに乗って過去や未来に行ってみたい!」と夢見た人も多くいるでしょう。管理人もその一人です^^
そこで今回は、実際に時空を旅することが可能なのか、タイムマシーンは作れるのか、と言った突拍子もないテーマです(爆)
タイムマシーンは作れるの?ひょっとしてもう完成してる?
そもそも、タイムマシーンとは何なのか…。
これは1800年の終わり頃に、ある作家が書いたSF小説の中に登場したのが始まりです。それをきっかけに、あちこちの作品にタイムマシーンが登場します。
たとえば、日本でいうとドラえもんなどもそう!過去や未来を旅していますよね。

タイムマシーンは、単純に乗り物で移動する、というわけではありません。時空に亀裂を作り、その中を通って「こちら側」から「あちら側」に時間移動します。
タイムマシーンを使ってのタイムトラベルは、多くの人の心を魅了し、「タイムマシーンは作れる」という希望につながっています。
では実際のところ、タイムマシーンはもう完成しているのでしょうか?
結論から先にお伝えすると、残念ながら多くの人が研究している今でも、『誰でも利用できるタイムマシーン』というものはありません。
とは言え、「タイムマシーンは不可能」という人がいる中、「いやいやタイムマシーンは作り出せる」という研究者も多くいるようです。
その研究者の見解では、『未来になら、行くことが可能』ということです。

私たちの実際の生活の中でも、新幹線などの早い乗り物に乗って移動すれば、「自分はこんなスピードで移動しているけれど、周りはゆっくりと進んでいる」という感覚を味わいます。
つまりその時私たちは、ほんのちょっとだけ未来に先に着いているということになります。
この現象は「浦島効果」と呼ばれているのですが、この時味わう感覚がタイムマシーンを作る際の大きなヒントとなり、『未来になら行ける』という理論を裏付けているとか。
ほんのちょっと未来にいけるということで、同時に過去も見れている…という現象になるようです。
タイムマシーンの危険性
タイムマシーンが実際に誰でも利用でいるとしたら、それは「安全」と言えるのでしょうか?
いま現在、実際にタイムマシーンを作ることができたわけではありませんが、完成したとしたら様々な危険性が出てくるかもしれません。
未来より過去の方が危険!?
もしタイムマシーンができていたら『未来に行くこと』は可能だと言われています。その未来というの経験できるのがは今のところは『ほんのちょっとだけ先の未来』になります。
今私たちが実際に味わえるのが、さきほどご説明したような、早い乗り物に乗った時に陥る浦島効果という作用でしかありません。
思い切り遠い未来や過去に戻るには、『ワームホール』というものがなければ実現しません。
しかしワームホールを実現するためには、エキゾチック物質という負の物質が必要とされています。
この物質も今現在ではまだ仮定の物質であるため、本当にあるのかどうかも分かっていません。あくまでも都市伝説的なモノです。
ワームホールを作って自由に過去と未来を行き来するには、宇宙を作るくらいの莫大なエネルギーが必要になるので、そう簡単にはできません。
仮にまだ見ぬ未来にタイムトラベルできたとしても、危険なのは過去に戻ることです。
たとえば自分が過去に戻り、歴史を作用してしまうと、「歴史を変えていない世界」と「歴史を変えてしまった世界」の二つが存在してしまうことになります。
そして自分自身は「歴史を変えていない自分」として生まれてきたから消えることはないけれど「歴史を変えてしまったので自分が存在しない世界」が続いてしまいます。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」や「JIN –仁-」でも懸念されていましたよね。
過去を変えてしまうと、現在との間に矛盾が生じ、自分の生きる世界が変わってしまう。そんな状況からも、未来より過去の方が危険と言われているようです。
現在に戻れないこともある!?
この他にもいくつかの問題が想定されています。たとえば現在と過去・未来を行ったり来たりすることで、様々な問題が浮上することが考えられます。
上記でもお話ししましたが、過去に戻り歴史を作用するとその後の地球上の歴史が大きく変化してしまう。
良い影響だけではなく、悪い影響が増えることだってあります。
一人が勝手に歴史を修正してしまえば、
- その時起きていたこと
- その時その時代を生きていた人
などにもいくつもの影響を及ぼします。
ですから、ある研究者は「もしタイムマシーンが完成したとしたら、世界的にしっかりとした規制・取り締まりが必要不可欠」と語っています。
ワープのような時空間のひずみ
そして、これを忘れてはいけません。「時空間のゆがみ」です!

何らかの超常現象が起きて、自分が意図しない間に過去や未来へ移動することはタイムスリップと言います。
これはタイムマシーンのように、タイムトラベルができる機械を使って過去や未来へと移動するものではなく、時空間のゆがみを利用してあちこちへと移動します。まず、仕組みが違います。
時空間のひずみは、ものすごく強い電磁波などが影響していると考えられているみたいです。映画「時をかける少女」や「テルマエロマエ」などの現象がそうなのかな…と思っています。
このひずみがあるおかげで現在から過去・未来へと移動していくわけですが、仮にこのひずみがなくなってしまうと、元に戻ってこれなくなる可能性があります。
ちなみにブラックホールと時空のひずみをヒントにして出来た映画が、あの有名な「インターステラー」です。
プライムビデオで視聴できます!
決まった時空間を移動するタイムマシーンよりも、自分の意図しないところでいくつもの偶然が重なって移動するタイムスリップのほうが、戻ってこれなくなる可能性が高いのです。
まとめ
ほんのひと昔前なら考えられなかったことが、次々にクリアされて世界中が変化しています。様々なことがIT化され、昔からは考えられないような発展を遂げています。
携帯電話の普及、SNS、世界のどこにいてもいつでも繋がります。また、次のような未来計画もあります。
- 人口減少に伴い、クローン化を進めていく
- 食品ごみを再利用して再び食料品を作る
近い将来そんなことが可能になるとは、いったい誰が予想したでしょうか?
出来ないと思われていた宇宙旅行も可能になり、次はいよいよ時間旅行ができるような気がしてなりません。
今回、タイムマシーンについて色々と調べているうちに、「自分だったら、いつの時代のどんなところに行きたいのか?」とつい考えてしまいました。
未来に行くのはちょっと怖いですが見たいですし、過去もまた見てみたい。ただ過去と言っても、自分の小さいころとかではなく、曾祖父母やその前の世代が生きていた時代を見てみたいですね。
どんなところでどんな生活をして、そしてその血がどうやって今の私に繋がっていくのか、とても興味があります。もし彼らの生活を見る事が出来たら、今まで以上に感謝の気持ちが湧いてきそうです。
今はこうやって「見てみたいな」という願望を抱くだけですが、いつか気軽に過去と未来へと自由に行けることができるようになったとしたら、嬉しいような怖いような…。