今回は、「良いこと」を引き寄せたいのに「悪いこと」ばかりが引き寄せられると悩んでいる人に向けてのメッセージです。
引き寄せの法則は願えば叶うと言われていることから、多くの人が実践しています。ただし、中には「なかなか成果が出ない」「引き寄せの法則をしているのに、嫌だと思っていることばかり起きてしまう」という人も多いことでしょう。
引き寄せの法則がうまくいかない理由
なぜ、引き寄せの法則を実践しようとしているのに、うまくいかないのでしょうか。
引き寄せの法則ではポジティブに考えて「良いこと」を引き寄せようとすることが大切です。しかし、人はどうしても「ネガティブ」なことを考え、「気になっていること」があると100%良いことだけを考えて行動することは難しいものです。
ポジティブでいようと頭で考えていても、そうした気になるネガティブな感情は、エネルギーが大きく感情はネガティブな部分へフォーカスを当ててしまうのです。
こうしたネガティブな感情があるときに、ポジティブに考えようとしても難しく、ポジティブな気持ちになろうとすればするほど、ネガティブな感情が湧き出てしまうという現象が起きてしまうのです。
ネガティブな感情や波動を振り払おうとすればするほど、どうしてもネガティブの無限ループにはまってしまうこともあります。
引き寄せの法則を実践しようとしても、すぐに結果が出ない、現実が変わらないこともこの無限ループにはまってしまうきっかけともなっているのです。
ネガティブな感情を引き寄せてしまうのはなぜ?
物事のとらえ方には人それぞれ、さまざまな考え方があります。
「ポジティブな考え方にならないといけない」と捕らわれることも、「ネガティブなことを考えてはいけない」ということも、引き寄せ方の考え方のひとつではありますが「すべて」ではありません。
良いことを考えなくてはならないという考え方に固執することで、現実に起きている悪いことに目を背けたり、「これさえなければ」と考えたりすることが、ネガティブな感情を引き寄せ、自分の理想や引き寄せたいこととの乖離が生まれてしまうのです。
特に自分が引き寄せたいことと、現実の自分に大きなギャップがある場合には、ギャップに目がいきがちです。
職場に苦手な人がいる場合に「あの人と一緒に仕事をするのは嫌だ」と思えば思うほど、一緒に仕事をすることになってしまった、隣の席になってしまったという経験はありませんか?
「これ以上借金をしたくない」「嫌いな人と仕事をしたくない」という「~ない」の感情は、現実としてネガティブな感情を増幅させてしまいます。
また、このような感情や現実は自分が望む引き寄せたい理想と乖離があるため、更に現状を拡大させてしまうことがあるのです。
ポジティブな感情にフォーカスする癖をつける
引き寄せの法則を現実のものにしたいのなら、ネガティブな感情や現実と引き寄せたい願望を分けて考える必要があります。
また現実から目を背けず、ネガティブな感情や現実から触れる時間を短くし、引き寄せたい自分を考える時間を多くすることが大切です。
ポジティブな感情に長く触れることで、事態が好転しやすくなり、引き寄せる力も強くなっていきます。一日中ネガティブな出来事が起き続けている現実はあまりないはずです。
一日の内に「良かった」と思えることはどのような些細なことでもできるだけたくさん思い出し、「ありがとう」と感謝することでポジティブな感情を膨らませることができるのです。
思考に良いも悪いもない ネガティブな感情にも感謝の気持ちを持つ
確かにネガティブ思考よりポジティブが良いですよね。
でも、ネガティブな感情は、一種のギフトだと管理人は思っています。困ったことが起これば、誰でも原因を探ります。そして、そのお陰で気づきもたくさんあります。
なので、ネガティブな感情にも「ありがとう」という感謝の気持ちを添えてみることを提案します。
- 「借金が多いからこそ、お金の大切さがわかってよかった」
- 「お金がたくさん手に入ったら、こんなことがしてみたい」
- 「嫌な人と一緒に仕事することになったけれど、あの人はあの人、自分らしく頑張ろう」
- 「学びの機会を与えてくれてありがとう」
などというポジティブな感情を持つことで引き寄せの法則が活きてきます。
ネガティブな感情を考える時間を短くすることやその現状に感謝することで、ポジティブな感情が増幅され、引き寄せの法則の効果が発揮されます。