引き寄せの法則はネガティブなエゴが助長された欲望の法則なのか

 

引き寄せの法則を使いこなして、色々な望みを具現化している人も多いようですね。

 

一方、引き寄せの法則を上手に使いこなすことができず、ネガティブなものばかりを引き寄せてしまっている人も多いようです。

 

そのため、「引き寄せの法則に対して良いイメージを持てない」という人も増えてきました。中には、「引き寄せの法則は、ネガティブなエゴを助長するためのものにすぎないのでは」という批判もあります。

 

そこで、引き寄せの法則の本質について、今一度知っておきましょう。

 

引き寄せの法則は、今の自分の状態とリンクするもの

引き寄せの法則の本質は、「願ったことは必ず現実化する」というものです。これに関しては例外はなく、誰でも引き寄せの法則を発動させることが可能です。

 

ところが、この時注意したいのは、「今の自分の内側の状態とリンクしたものが現実化する」という点です。

 

例えば、「好きな人と結婚したい」という願望を持ったとします。この願望に対して、「この願いは必ず叶えられる」という前向きな思いを持っていれば、その通りの現実が引き寄せられると言われています。

 

つまり、自分自身の内側の状態が、「前向きに信じる」というポジティブな状態ですよね。そんなポジティブな内側の状態と、「○○できたら嬉しいな」というポジティブな願いが引き寄せ合い、その願いを具現化するのです。

 

ところが、「好きな人と結婚したい」と願ったにも関わらず、「叶うわけがない」という思いを抱いたとします。この時、自分の内側にある強い思いは、「好きな人と結婚するなんて無理」というものです。

 

何か願望を抱いても、ネガティブな思いがあると、そちらの方が、強く内側を支配してしまいます。そのため、「好きな人と結婚するなんて無理」という現実が、ずっと続くようになってしまうのです。

 

 

引き寄せの法則は、ネガティブなエゴを助長させることもある

 

先ほどの例のように、願望を持っても、「不信」というネガティブな要素が内側にあると、願い通りの結果を引き寄せることができなくなります。

 

更に、内側がネガティブな要素ばかりに支配されてしまうと、ネガティブなエゴを助長させる結果になりかねません。

 

例えば、「人を押しのけてでも成功したい」と願ったとします。「成功したい」という思いは悪いものではありませんが、「人を押しのける」という点は、ネガティブなエゴですよね。

 

先ほどもお話した通り、引き寄せの法則は、自分の内面の状態を忠実に現実化します。そのため、日頃から「人を押しのけてでも成功したい」と望み続けていれば、その通りの現実が訪れます。

 

そして、これはエゴから生まれた願望なので、心満たされる幸せとはかけ離れた形の成功を引き寄せてしまうことになるのです。

 

 

ネガティブ感情は悪いモノではない

エゴから生まれた願望は、プラスには働かないことはおわかりいただけたと思いますが、ではネガティブが悪いのかと聞かれると、決してそんなことはない。

 

ボジティブもネガティブもあなたの中から生まれた感情です。それが悪いなんてことはないのです。

 

怒りや不安という感情が湧いてきて、ネガティブさで心が押しつぶされそうになってしまうことは、誰にであります。ポジティブでいたいと思っていても、こうなってしまうと負の感情で頭はグルグルです。

 

でも、ネガティブな感情ってそんなに悪いモノなのでしょうか

 

ボジティブとネガティブは2つで1つなのに、それなのにネガティブだけが悪いと言われてしまうと、きっとネガティブさんは拗ねてしまうと思いますよ(笑)

 

負の連鎖反応が起きてしまったら、まずは一旦、頭の中を整理してみましょう。

 

  • ナゼ、自分は今ネガティブになっているのか
  • なにをそんなに不安にさせるのか
  • 何に怒っているのだろう

…と言った、あらゆる負の感情を紙に書き出していきます。

 

感情を言語化するのです。

 

そうすると、ネガティブ理由もおぼろげにわかってきます。認識することで感情の浄化が起こり、気分も和らいできます。